失敗しない中古車選びの4つのポイント 整備士目線での上手な買い方




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車の中古車をこれから買おうと思っている方は、どんな車が良いか走行距離は何キロくらいか状態はどうか、など様々な条件を考えながら選びますよね。

中古車って、欲しかった車が安く買えたりする反面、今までどんな乗られ方をしてきたのかわからないので、思わぬ故障を起こしたりする恐れもあったりで、何を買ったらいいのかわからずなかなか決まらない場合もあるかと思います。

自分の欲しい車種が決まった場合大抵の方は、

・なるべく安く

・なるべく状態の良いもの

を探して、ネットで調べてよさそうなのがあったら、実際にお店まで見に行くというパターンが多いと思います。

大まかな中古車の選び方の流れとしてはこれでいいと思います。

今回はこの中古車選びの中にプラスアルファ、気にしていただくことで、さらに良い中古車に出会える可能性が高くなるであろう4つのポイントを紹介します。

自動車整備士としての、技術と知識のノウハウを生かしたポイントですので、中古車選びの際の参考にしていただけると幸いです。

上手な中古車選びの4つのポイント

中古車を選ぶ際、現在はインターネットで簡単に調べることが出来るので大変便利になりました。

画像、年式、走行距離、装備、オプション、事故歴、などほとんどの情報はインターネット上で調べることが出来ます。

外観の綺麗さなどは誰もが気にしてみるところだと思うので、今回は省きます。

そのほか、私が考える中古車選びの中で重要なポイントは

・年式

・走行距離

・特別延長保証の有無

・事故歴

この4つのポイントを特に気にして選ぶようにしています。

車の年式については、特に重要なので、詳しく説明していきます。

中古車の選び方 年式について

車の年式というのは、初度登録によって決まります。何年に登録をされているかということです。

平成25年に初度登録されていれば平成25年車ということになります。

なぜ、中古車を選ぶときに、年式が重要なのかというと、車は常に改良され続けているからです。

どういうことなのかというと、まず車にはいわゆる前期型と後期型といわれるものがあるのはご存知かと思います。おおもとの車は同じなんだけど、バンパーの形状など細かいところを変更してマイナーチェンジとして、販売強化のために投入するやつです。

大体新車販売から3年したらマイナーチェンジが行われることが多いですね。ちょうど新車3年目の車検の時期に合わせています。

普通の人からすれば、「なんか見た目が少し変わったな」「燃費が少し良くなったな」くらいにしか見えないと思います。

しかし、この前期型と後期型ではほとんど別の車とっていいほどの改良が加えられているのです。

車種によっても変わりますが、変更箇所は最低でも100箇所を軽く超えます。

例えば、内装のパネルに異音防止の防振テープが追加されていたり、モーターに使われているグリースの材質が変更になっていたり、細かいところを上げればきりがない量です。

車というのは、スマホなんかと同じで、常にアップデートが行われていると思ってください。

市場にでた車は、たくさんの試験をクリアして販売されていますが、それでも多くの方がそれぞれ違った乗り方使い方をすることで見えてくる不具合などがあります。

こまかいところの部品が、変更になっていたり改良されていたりして、より壊れにくい長持ちな良い車作りが行われているのです。

同じ前期型でも、年式に3年くらいのばらつきがあると思います。前期の初期型と前期の最終型という感じです。なので、これだけでも相当な数の改良が行われています。

改良が加えられているということは、それだけ、壊れにくく長持ちするようになっているということです。

なので中古車を選ぶ際は、なるべく年式の新しい物を選ぶようにしましょう。もちろん、新しい方が値段も高くなってしまいますが、例えば同じ走行距離でも部品の持ちが長持ちです。

安いからといって手をだすと、安物買いの銭失いになる可能性もあります。

これから中古車を選ぶ際は年式を気にして選ぶ様にしていただくと、より良い中古車に出会えるようになると思います。

中古車の選び方 走行距離について

走行距離については言うまでもなく、皆さん気にして見られているところだろ思います。やはり走行距離が多いほど、部品などの不具合が出る確率は多くなってきます。

ただ、最近の車はエンジンが壊れてしまうということはほぼないといっても過言ではありません。もちろんエンジンオイル交換などのメンテナンスをしっかりしていたことが条件ですが。

10万kmを超えてきた車は電装関係の部品に不具合が出ることが多いですかね。スタータ、オルタネータ、ドアロックモーターなど。

まあ、走行距離が多い中古車を買うということはどこかしらの不具合が出る可能性があると、ある程度は割り切ってしまってもいいのかなと思います。

その分中古車は、走行距離が多いほど値段も下がりますからね。5万km前後くらいの中古車が見つかれば、御の字だと思います。

後は、ひとつ前で紹介した、年式の部分も考慮しながら選ぶようにしてください。

ちなみに、最近はハイブリッドカーの中古車も多く出回るようになってきましたが、HVの中古車を選ぶ際は走行距離が10万kmを超えているものは避けた方がいいと思います。

HV車には走行用のハイブリッドバッテリーという大型のバッテリーが搭載されています。このハイブリッドバッテリーは交換が必要になると15万円以上の高額な費用が必要となります。

ハイブリッドバッテリーの交換が必要になる距離数としては15万kmくらいが目安となります。

ハイブリッドカーの中古を選ぶ際はその辺も考慮して選ぶようにしましょう。

中古車の選び方 特別延長保証について

車の保証というのは通常どのメーカーも新車登録時から、3年間となっています。

しかし、まれに特別延長保証として、一部の部品の保証が5年間になっていたり9年間になっていたりします。

これは、メーカーが製造上の不具合や構造上の不具合を認めて、万が一不具合が発生した場合は期間を延長し無償で修理、交換しますというものです。

この特別延長保証の有無は各メーカーのサイトで確認できるようになっています。

例えば、上はトヨタメーカーサイトですが保証期間延長の内容が紹介されています。

そして、ここで注意していただきたいのはこれはリコールではありません。なので無償で修理をしてもらえるのは不具合が出た場合に限るというところです。

ここで中古車選びに話を戻します。

これから自分が買おうと思っている中古車の何かしらの部品が、特別延長保証に該当していた場合は、その部品い今後何かしらの不具合がでる可能性が高いということになります。

中古車の場合、該当する部品が対策品に交換されているかどうかの判断が難しいです。万が一不具合が出てしまった場合、保証期間の延長されているうちは無償で交換することが出来ますが、それを過ぎてしまった場合は有償となります。

なのでここでもやはり、車の年式が重要になってくるというわけです。

中にはエンジンやミッション関係の保証延長の件もあったりしますから、購入前に自分の買おうとしている中古車の特別延長保証の有無を確認してみるといいと思います。

中古車の選び方 事故歴について

中古車を選ぶ際に怖い部分は事故歴の有無ですよね。

各ネット検索の中古車の情報欄には事故歴の有無の記載が必ずありますが、これを鵜呑みにしていいものかどうか。中には事故歴ありのものをなしとしている悪質な業者もいますからね。

最近の板金技術は素晴らしいので、パッと見どこを直しているのかはわからない場合がほとんどです。

素人でもできる事故歴の見分け方としては、ドアやバックドア、ボンネットなどのヒンジ部のボルトの塗装を見ることです。

ドアヒンジ

板金などでドアパネル類を外す際には必ず、ボルトに工具をかけます。工具をかけた際に必ずボルトの塗装が剥げます。なので何かしらの痕跡が残りやすいです。

もちろん取り付けた際に塗りなおしますが、結構粗が出やすい個所です。うまい板金屋の場合、外したボルトまできれいに塗装してあって見分けがつかない場合がありますが、ヒンジ部のボルトの塗装は意外とわかりやすいのではないでしょうか。

後は、ドアやパネルの隙間が左右同じくらいの隙間になっているかなどでも、判断がつきます。

パネルなどの塗装具合を見ただけでは正直なかなかわかりません。塗装ムラなどはよほど下手じゃない限り出ませんから。

逆に、ちょっとぐらいの事故歴ならば車の性能にはほとんど影響はありません。

事故車等で気を付けるのは、フレームまでいってしまった事故車などは避けた方が無難です。

整備士流 中古車の選び方 まとめ

整備士は中古車を選ぶ時にこの4つのポイントを気にして選ぶようにしています。

後は自分で、整備もできるのである程度は時自分でどうにか出来てしまうってのも大きいですね。なので私が中古車を選ぶ際は走行距離とかはそこまで気にしないかもです。

これからの中古車選びでは、車の年式を気にして頂けたらなと思います。

中古車は新車と違って、世界に一つだけの車ですからね。その車しかありません。

中古車選びって結構めぐり合わせな部分も大きくて、決まるときは案外すんなり決まったりするものなんですよね。

より良い中古車選びの参考になれば幸いです。

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