車のドアが勢いよく開いてしまう原因と修理 ドアチェッカーの交換方法
車のドアは通常であれば、開く際に2段階くらいの位置に止まるようにできています。
この機能があることで、ドアを開けた際に勢いよく開くのを防いだり、ドアを途中の開いた位置で保持できます。
年式が古くなってきたり距離数が多くなった車はこの機能が損なわれてしまって、ドアを開けた際に勢いよく開いてしまったり、
途中の位置で開けた状態を保持できなくなってしまいます。
勢いよく開いたドアが隣の車にぶつかりそうになってひやりとした経験がある方もいるのではないでしょうか。
この、ドアが勢いよく開いてしまう現象は『ドアチェッカー』という部品に不具合が起きることによって発生します。
上の画像の赤丸の部品がドアチェッカーです。
この記事では、ドアチェッカーの交換方法などを詳しく紹介していきます。
ドアの内貼りをはずす作業で、一見難しそうに見えますがやってみれば意外とできてしまう作業なのでDIY整備に挑戦してみて下さい。
このページの目次
ドアチェッカーの交換手順
ドアチェッカーの交換にはドアの内貼りを外す必要があります。
この記事ではプリウスaの画像を使って説明していきますが、どの車種でも手順は大きく変わりません。
ビスの数などは変わるかと思います。
ドアの内貼りはがしには、内貼りはがしなどの工具があると作業がしやすくなります。
パワーウィンドウスイッチパネルの取り外し
先ずはパワーウィンドウスイッチパネルを外します。
こちらはツメではまっている場合がほとんどなので、引っ張ればとれます。
この画像の様にドアポケットのところから掴んで上に引っ張ります。
車種によっては硬い場合があるので、内貼りはがしなどを使用して外します。
コネクタ類を外すと上の画像のような感じでに外れます。
ドアハンドルのパネルを外しビスを外す
ますはドアハンドルのパネルの内側にビスがあるので、パネルを外します。
内貼りはがしなので工具があると捗ります。
上の画像の位置に内貼りはがしを入れて外します。結構簡単に外れるはずです。
ほとんどの車はこの位置にビスがあります。
赤丸の位置にビスがあるので外します。
ドアポケットのビスを外す
ドアポケットのところにもビスがあります。
この位置のビスも大体どの車にもあります。ドアポケットにクッション材などが敷いてある場合は一旦とり外してください。
ドアパネルを取り外す
プリウスaの場合はビス2本を外せばドアパネルと外すことが出来ます。
ドアパネルはたくさんのクリップで止まっているだけで引っ張れば、バキバキ外すことが出来ます。
ドアパネルを外す際は下の方に隙間があるので、そこに手をひっかけて後はバンバンはずしていきます。
このとき、やたら硬くて外れない箇所がある場合はビスのはずし忘れなどがある場合があるので、慎重に行います。
窓のところは上から引っかかるように入っているので少し上に浮かせるように外します。
ドアパネルがある程度外れると、ドアハンドルとカギのところにワイヤーがついています。
外すのは簡単ですが色別でそれぞれつける個所が決まっているので、つける際に間違えないように覚えておきましょう。
車種によってはカーテシランプの配線がつながっているので外します。
ドアの下のところのライトです。
ドアチェッカーの取り外し
ドアパネルが外れたらドアチェッカーを取り外していきます。
ドアパネルの中は整備用のサービスホールという穴が無数に開いていますので、そこからドアチェッカーを取り外します。
ドアチェッカーは大体ボルト3本で止まっているかと思います。
上の画像の車体側のボルトには回り止めが塗ってある場合があり、緩むのに少し硬い場合があります。
後は逆の手順で組み付けていけばOKです。
ドアパネルにドアハンドルワイヤーを取り付けるのを忘れないようにしてください。
忘れると内側からドアを開けることが出来ません。
まとめ
整備に慣れていない方でも慎重に行えばそれほど難しい作業ではありません。
慣れている方なら楽勝だと思ます。
ドアチェッカーにガタ生まれることで、節度が無くなりドアが勢いよく開く原因となります。
なので一番開け閉めすることが多い、運転席ドアのドアチェッカーが駄目になることが多いです。
交換すれば新車の時のようなドアの開き具合になるので、ドアチェッカーが駄目になってしまっている場合は交換することをおすすめします。
部品の値段も3000円前後とそれほど高くはありません。
この記事を参考に是非DIYseibi に挑戦してみて下さい。