10アルファード オルタネータ交換手順 リフトなしで作業可能




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10系アルファードのオルタネータ交換手順を詳しく紹介していきます。

エンジンは2AZエンジンというエンジンですので、同じエンジンの車両なら参考になるかと思います。

走行中チャージランプが点灯し、充電しなくなり最終的にはエンストしてしまったという症状です。距離数は24万kmです。

 

年式と距離数てきに見てもオルタネータの寿命が考えられます。

リフトなしの作業で交換可能ですので、参考にしていただきDIY整備にも挑戦してみてください。

現象確認と故障診断

故障個所を確定するためにも現象確認と故障診断が必要です。

これを怠ると思わぬ誤診につながる場合があります。

先ずはサーキットテスターを使い充電電圧を確認します。

電装系の故障診断には必須のツールです。
正常ならば約12Vでます。

バッテリー電圧

バッテリーの電圧は約2Vとなっており、放電しきってしまっています。

ここまで電圧が下がってしまった場合はバッテリーも同時に交換することをおすすめします。

次にエンジンをかけた状態で充電電圧を点検します。正常なら約14Vほど出ます。

充電電圧

エンジンをかけた状態で確認したところ、12.53Vとなりました。

これでは充電が正常に行われません。恐らくヘッドライト等電気負荷をかけるとエンストします。

 

このほかに、オルタネータにささるコネクタの電圧等も確認することでより確実な診断に繋がります。

今回の車両の場合オルタネータからの異音も発生していた為、オルタネータの不良という診断で間違いない診断しました。

 

さらに詳しいオルタネータの点検方法は別の記事で紹介しているので参考にしてみてください。

オルタネータ交換手順

オルタネータを交換する際、部品はリビルト品を使用することをおすすめします。

リビルト品とはについてより詳しく知りたい方は別の記事でまとめていますので、参考にしてみて下さい。

オルタネータを外すためにまずはコネクタ類を外していきます。

オルタ交換

上の赤丸部のコネクタ類を外して配線をうえの方によけます。

B端子を外す際は、バッテリーのプラスに繋がっているので、ショートしないように注意して下さい。

バッテリーのマイナス端子を外してから作業すればショートすることはないので安心です。

オルタ B端子

私はいつもバッテリーは外さずショートしないように慎重にとりはずし、ビニールテープでぐるぐる巻きにして作業しています。

後述しますがバッテリーを外すと思わぬ不具合が発生する場合があるからです。

アース線

上の画像のアース線もベルトを外す際に邪魔になるので外しておきます。

 

次にファンベルトを取り外します。

2AZエンジンのファンベルトはオートテンショナーにより張り具合が調整されています。

オートテンショナーを緩めながらベルトを外します。

オートテンショナー

ウォーターポンプの上の方に上の画像のような19mmの六角がついています。

ここにソケットを挿し込み手前側に引くことでテンショナーが緩みます。

オートテンショナー

テンショナーは結構かたいので、スピンナハンドルに鉄パイプなどをかまして作業するとやりやすくなると思います。

手前に引いたままオルタにかかったベルトを外します。

このとき、オルタのベルトだけはずすようにして、他のベルトはなるべくプーリーから外れないようにしましょう。

ファンベルト

上のような感じで作業中はずれないようにテープで止めておきます。そうすることでベルトをかける作業がだいぶ楽になります。

このエンジンのベルトは外すと入れるの結構大変なので、ベルトを再使用するときはこのように作業することがおすすめです。

 

ベルトがはずれたらオルタネータを固定しているベルト2本を外します。

オルタ ボルト

下側12mmボルト

オルタ ボルト

上側14mmボルト

14mmのボルトは締め付けが硬い場合があるので注意です。

2本のボルトが外れたらオルタネータ本体を外すことが出来ます。

エンジンにかっちりはまっていてなかなか抜けてこないと思うので、マイナスドライバーなどでこじりながらてこの原理を利用して外してやりましょう。

オルタ

上の画像はオルタが外れた状態のものです

オルタ リビルト

リビルトのオルタにはステーなどがついていないので、古いオルタネータから外して巻き替えましょう。

後は逆の手順で組んでいけばOKです。

組むときの方がスムーズにいくと思います。

オルタネータ

オルタネータにベルトをかける際、すべてのプーリーに正しくベルトがかかっていることを確認して下さい。

取り付け後動作確認

リビルト交換が終わったら、動作確認を行います。

エンジンをかけて異音が消えているか、充電電圧はしっかりと出ているか。

充電電圧

オルタB端子充電電圧

充電電圧

バッテリー端子充電電圧

どちらも14V以でているので正常ですね。

動作確認はこれで十分ですが、今回はこれに加え充電電流も確認しておきました。

充電電流

充電電流はクランプメーターを使って計測します。

 

電気負荷を最大にかけ、エンジン回転数2000rpmで30Aほど出ていれば正常です。

上の画像はアイドリング時の計測値なので若干低いですが正常です。

メーター内のチャックランプも消灯したので修理完了です。

オルタ交換後アイドリングが低すぎる

オルタネータ交換後の不調として、アイドリングが低すぎる症状が出る場合があります。

これはエンジンの回転数を調整しているスロットルボデーという部品に汚れなどがたまっているため発生します。

スロットルボデー

バッテリーを取り外したり、完全にバッテリーが上がってしまった場合車のコンピュータのメモリがリセットされてしまうためこのような現象が起こります。

そのため私はバッテリーを外さずオルタ交換を行います。

この様な不具合が発生した場合は『スロットルボデーの清掃作業』が必要となります。

スロットルボデーの清掃作業については別の記事で詳しくまとめているので参考にしてください。

難しい作業ではないのでDIYで作業することが出来ます。

まとめ

今回のようなオルタネータがエンジンルームの一番手前に来ている車種の場合は比較的簡単に交換作業することが出来るかと思います。

車種によってはエンジンルームの奥の方についているものもあるので、その場合はリフトアップなどをしないと交換がきつい場合があります。

DIY作業で交換することで修理費用をかなり安く抑えることが出来ると思います。

今回の作業を車屋にお願いした場合は約15000円位の工賃がかかると思われます。

この記事を参考にしていただきDIY作業に挑戦してみてください。

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