エンジン冷却水の仕組み 交換時期について




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エンジン冷却装置、冷却水の仕組み交換時期ついてまとめていきます

。エンジンの冷却水はオーバーヒートを防ぐうえで欠かせないものです。エンジン全体に循環されており、またヒーターの熱源にも使われています。エンジンの冷却水は定期交換品となっております。

なお、冷却水の交換方法に関しては別記事で紹介してますのでそちらをご参照ください。

エンジン冷却装置の仕組み

エンジンのオーバーヒートを防ぐために冷却水が使われているというのはほとんどの方がわかっているかと思います。まずは冷却装置の仕組みや部品の役割についてです。

エンジンの冷却装置は大きく分けると

  • ラジエータキャップ
  • サーモスタット
  • ウォーターポンプ
  • ラジエーター

などの部品で構成されています。

冷却装置は水冷加圧式といわれる方法が使われており、冷却水の加圧はラジエータキャップという部品で行っています。エンジンルームを見ていただくと「熱いとき開けるな」などの注意書きがされているものがそれです。比較的新しい車はリザーバタンクと一体型のものも多くなってきています。冷却水の交換はこのラジエータキャップを外して行うことになります。

ラジエータキャップ 何故冷却水を加圧する必要があるのか?

  • 水の沸点を上げるため
  • 気泡の発生を抑えるため。

一つ目の目的は水の沸点を上げるためです。

通常水は100℃で沸騰てしまいますが、エンジンの温度はそれ以上の温度になりますので、水を加圧することによって沸点を上げオーバーヒートを防止します。

二つ目は加圧をし沸騰を抑えることで沸騰し気泡ができるのを抑えます。

気泡が出来てしまうとエアかみという冷却系統に気泡が入った状態になってしまい、オーバーヒートの原因になります。

サーモスタットの働きとは

エンジンの冷却水温度はサーモスタットといわれる部品で調整しています。

サーモスタット

エンジンの冷却水は80℃くらいが適温です。冷えすぎても熱すぎてもいけません。

サーモスタットは冷却水温度の変化によりサーモスタッド内部のワックスが膨張と伸縮をすることで、水路の切り替えを行いラジエータに流れる水の量をコントロールします。

ウォーターポンプの役割

冷却水を車の冷却系統に送り出すものがウォーターポンプといわれる部品です。

ウォーターポンプ液体ガスケット

エンジンの力によってベルトを介して駆動する『水車』の働きをします。

ラジエーターの働き

ラジエーターはいわゆる放熱器です。エンジンルームの前方についており、走行風を取り入れられる構造になっています。

ラジエーター

アイドリング中はファンによって空気を取り込みます。ファンはエンジンで駆動されるタイプと電動で駆動すタイプがあります。

この部品のどれが欠けてもエンジンの冷却装置は成立しません。

そしてエンジンの冷却水にはLLC(ロングライフクーラント)と呼ばれる不凍液が使わています。LLCは年数がたつと防錆性能などが劣化してしまうので定期的な交換が必要になります。

エンジン冷却水の交換時期

いまの車の冷却水にはスーパーLLCという不凍液が使われていることがほとんどだと思います。LLCの働きにはエンジンの防錆も含まれており、経年劣化により防錆性能が劣化するのも定期交換の理由の一つです。

冷却水の交換時期は新車時から7年、その後は5年ごとの交換が必要になります。

何故交換後はサイクルが短くなるのかというと、冷却水の交換は普通エンジン全体の3分の2ほどの量しか交換できません。残りの冷却水はエンジン内部に残り、新しい物と古い物が混ざるためです。

LLCは水と混ぜて薄めて使用します。LLCの比率は40%ほどに水道水で薄めて使用するのが一番ベストです。60%以上になってしまうと逆に性能が下がるので注意が必要です。

LLCの色は赤、緑、青色などがありますので、交換前と同じ色のものを使うようにします。

冷却水

値段は2Lで2000円前後で販売していると思います。

またエンジンの冷却水は正常な状態でも、蒸発によって量が減少していきます。その量は一年でおよそ800mlほどです。リザーバタンクの容量は500~800mlのものが多いので、半年に一回はリザーバ―タンクの水量を点検しFULLラインより少なくなっている場合は補水が必要です。

エンジン冷却水の仕組み 交換時期についてまとめ

エンジンの冷却装置の仕組みについての知識をふかめていただけましたでしょうか?

エンジンの冷却水を数年間交換していない方は交換をおすすめします。

しっかりとした知識と技術を身に着ければDIY整備でも交換可能ですよ。

交換方法については別記事でまとめてありますのでぜひ参考にしてくださいね。

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