45KVA シンダイワ発電機 エンジン始動不良 修理




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シンダイワ製の45KVA発電機のエンジン始動不良の修理内容です。

型式:DGM450MK ‐P 11000hr

現場で稼働中ということで、現場に向かいました。

私の前に他の整備の方が一度見に行ったみたいで、ストップソレノイドの不良だろうということで、新品のソレノイドを預かっていました。

現象確認

現場に到着し発電機のエンジンをかけようとすると、セルモーターは回りますが、エンジンが掛かりません。

初爆がない感じでしたので、原因は燃料系だろうと予測できます。

言われた通り、ストップソレノイドを交換しました。

交換後再度エンジンをかけようとすると、エンジンが掛からず現象はかわらないままです。

おかしいなと思いながらも、交換したストップソレノイドの単体点検を実施すると、ストップソレノイドの動作は正常でした。

 

ここらへんで少し焦りましたが、故障診断の初心にかえり、1から点検を実施していきます。

すると燃料フィルターが著しく汚れているのが分かりました。

燃料フィルター

これでフィルターが目詰まりを起こし燃料を吸うことが出来ません。

燃料フィルターから噴射ポンプに燃料が行き届かない状態でした。

修理内容

今回の燃料フィルターは金属製の金網でできたフィルターで板の、パーツクリーナ綺麗に洗って再使用することにしました。

燃料フィルター

パーツクリーナーで綺麗に流してやれば、目詰まりも無くなり問題なくエンジンが掛かるようになります。

燃料フィルターを取り外した後は燃料ラインのエア抜き作業が必要となります。

プライミングポンプのあるものはポンプをもんで、電磁バルブのものはキーをONのまましばらく置いておけばエアが抜けてくれます。

エンジンを掛け回転数を上げてエンジンがエンストしなくなればエア抜きは完了です。

まとめ

今回のような不具合の場合は、故障探求の原点に返ってしっかりと判断をすることが大切ですね。

しっかりと故障探求を行う事で、正常な部品を交換しなくて済む用意なり、無駄な出費をしなくて済むようになります。

ディーゼルエンジンのフィルター系の目詰まりは結構多いですね。

この様な不具合の場合燃料タンクの清掃なども含めて考える必要があると思います。

 

 

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