車のUSB電源ポートを増設する方法
最近の車では当たり前のようにつくようになってきたUSB電源ポート。
スマホの充電を車ですることが出来たりと、あるととても便利ですよね。
しかし、車種によってはUSBポートの数がひとつしかなかったり、後ろの席にUSBポートがなかったり使っているうちに不便だなと感じることもあると思います。
また、古い車だとそもそもUSBポートが付いていないこともありますね。
車のUSBポートは誰でも簡単に増設することが可能なうえ、最初からついていたかのような純正風に仕上げることも出来ます。
この記事で詳しく紹介していくので参考にしていただければと思います。
穴あけ可能が必要な場合の方法はこちらの記事で紹介しています。
車のUSBポート増設 シガーソケットを利用する方法
車のUSBポートを増設するにはいくつかの方法がありますが、その中でも最も簡単な方法が『シガーソケットを利用する方法』でしょう。
どんな車にもシガーソケットならついていると思います。
このような機器をシガーソケットに差し込むことで、手軽にUSBポートを増設することが出来ます。
カー用品店などでもいろいろな種類が販売されていますね。
とりあえずすぐにでも、USB電源ポートを増設したいという人はこの方法で増設するのが良いでしょう。
ちなみに今の時代シガーソケットとは言わずアクセサリーソケットという呼び方をしたりします。
しかし、この方法だとシガーソケットを使用しなければならないし、あまりスマートな見た目とは言えないという方もいると思います。
そんな方には『化粧パネル付きUSB増設ポート』がおすすめです。
車のUSBポート増設 化粧パネル付きUSB増設ポートを利用する方法
化粧パネル付きのUSBポートの増設は車の余っているパネル部分などに埋め込むことが出来て、純正風な仕上がりになるためおすすめです。
この商品を使うことによって、純正のUSBポートの様に増設が可能です。
化粧パネルは車のメーカーによってサイズが異なります。さらに同じメーカーの中でもいくつかサイズがあったりするので、自分の車のサイズをしっかり図ってから購入することをおすすめします。
取り付けにはシガーソケットに挿すだけとは違いちょっと知識が必要になります。
取付方法を詳しく紹介しますので、参考にしながら挑戦してください。
先ずは取り付けたい場所の元々の化粧パネルをとり外します。化粧パネルは内側からツメで止まっているので、ツメを押し込みながら押し出すことで外せます。
こんな感じで外すことが出来ます。
次に増設ポート用の電源をACC配線からを分岐させます。
分岐させるには『エレクトロタップ』という部品を使用します。
これは純正配線から電源の分岐を簡単に行う事が出来る優れものです。車イジリになれている方なら何度も使ったことがあると思います。
このエレクトロタップを使って純正配線の『ACC電源』を分岐させます。
上の画像のすでにかしめてある方が車の純正配線です。もう片方の開いている方にUSB増設ポートのプラス側配線をかしめます。
これだけで車からACC電源を取りだすことが出来ます。
ACC電源の探し方について
ACC電源とは車のキーをACCの位置にしたときに電気が流れる配線の事です。
ACC電源は車の様々な配線から取り出すことが出来ますが、おすすめはナビ裏の配線です。
シガーソケットの配線からも簡単にとりだすことが出来ますが、車種によってはシガーソケットの裏側にアクセスしにくい場合があるので注意が必要です。
その他ヒューズボックスから取り出す方法などもあります。
自分が一番簡単に取り出しやすいところから取り出すのがいいと思います。
どんな車にもナビ裏の配線にはACC電源がありますし、アースも楽にできます。
ナビ回りのパネルの外し方はカロッツェリアのサイトを参考にするといいと思います。車種を選択して『フィッティングガイド』→『取り外し分解図』から車種ごとにわかりやすく掲載されています。
この情報をもとにテスターなどを使用して実際に合っているかを確認するのが良いでしょう。
このようなテスターを使用することで、ACCの電源を調べることが簡単にできます。
キーをACCの状態にして、ワニ口をアースしておき、コネクタにテスタ部分を指した時テスターのLEDが点灯することを確認します。
点灯した状態のまま今度はキーをOFFの状態にします。テスターのLEDが消灯することを確認します。
この条件にあうところがACC電源の配線です。
キーをOFFにしてもテスターのLEDが光っている場合は常時電源配線になるので間違えないようにしてください。
アースはナビなどを固定しているステーに共締めすることでとることができます。
上の画像のような感じで共締めすればOKです。
これで電源の取り出し準備はOKです。
取り出した配線を取り付け予定の個所まで取回します。
USB増設ポートのカプラーと接続し表側から化粧パネルをはめます。
このとき化粧パネルのはまりが弱い場合があります。
そんなときはフェルトテープなどを巻いて厚さを出します。
化粧パネルのはまりが悪いときはこんな感じで対策するといいです。
シガーソケットに挿すだけのものよりは手間がかかり大変かもしれませんが、パネルに収まり純正風なので見た目もスマートでおすすめです。
DIY整備に慣れている方なら簡単に取り付けることが出来きます。
まとめ
二つのUSBポート増設方法を紹介しました。
少し手間はかかりますが、ぜひ化粧パネルを使った増設方法に挑戦してみてください。
また、配線を長く延長することで、後ろの席に増設したりすることもできます。
USBポートがない場合足りない場合はこの方法で増設してみてください。
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