ヤフオクで原付を販売するまでの流れと結果 (陸送編)




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ヤフーオークションを使って原付を販売してみました。

目的としては「小遣い稼ぎ」のためですね。

多分整備とかがある程度できる人ならば、一度はヤフオクとかを使って小遣稼ぎできないかと考えることはあると思います。

この記事ではバイクの仕入れから、バイクの修理手直し、オークションに出品してから、実際に販売するまでの流れを紹介します。

今回はバイクを陸送にかけて送ったのでそちらの流れの方も紹介していきます。

バイクの仕入れ

今回仕入れたバイクは、不動車の「ホンダ タクト 4型」という原付のスクーターです。

2~3年くらい駐車場に雨ざらしで放置されていたスクーターでした。

エンジンをかけようとすると、キックが下りない状態でエンジンがかかりません。

これが今回の不動の原因。

しかし、2年前までは一か月に一回エンジンをかけていたということですので、持ち主曰くエンジンは焼き付いていないはずということでした。

今回の車両はキックを下せるようにする修理がメインとなりそうです。

ホンダ タクト

仕入れたときの状態です。

ボディはコケ等生えまくりで、塗装はだいぶ傷んでいます。

これは全塗装が必要だなという感じでした。

ライト類のレンズなどの割れはありませんでした。

タクト シート

シートはびりびりに破けていますので、これも修理が必要です。

シートの交換方法については別の記事で詳しくまとめています。

誰にでも簡単にできる作業ですので参考にしていただき挑戦してみてください。

後は、不具合としてスロットルが回せない状態でした。こちらも修理が必要になります。

まあ、こんな感じでバイクとしては機能をはたしていない状態でしたが、今では希少な2stエンジンのスクーターです。それなりに直して売れば、少しは価値も生まれるだろうと考え修理に踏み切ります。

廃棄するのに困っていたものらしく無料でいただけたってのも大きいですね。

バイクの修理と手直し かかった費用

オークションで売る前に、走る、曲がる、止まるを最低限できる状態にするため、修理手直しを行っていきます。

少しでも小遣いが増えるようになるべくコストをかけないで直していく必要があります。

キックが下りない症状の修理

今回の不動の原因『キックが下りない状態』ここをまずは修理していく必要があります。

症状の動画を貼っておくので興味のある方は見てみてください。

何度かやっているとたまにキックが下りることがあるので、エンジンがロックしているわけではなさそうです。

クランクケース内キックのギヤ部分に原因があるのかと思い、ばらしてみてみたのですが特別不具合は見当たりませんでした。

色々と試行錯誤しているうちに、原因をつかむことが出来ました。

結果としてシリンダー内でウォーターハンマーを起こしたことによりピストンが動かない状態」になっていました。

点火プラグを外してキックを下すとスムーズにおりるようになり、プラグホールから液体がドバドバ飛び出てきます。

なので修理内容として、点火プラグを外して車両を逆さまにしました。するとエンジンから液体がドバドバ出てきました。

出てきた液体は、におい的にガソリンぽいにおいがしたので、長年放置されていたことによるものと、ガソリンがかぶり続けていたままキックをしていたことなどが原因として考えられます。

液体を全部排出してキックが下りる状態になってから、エンジンをかけると無事エンジンがかかりました。

無事にエンジンがかかったので、あとは細かいところをメンテしていくだけです。

アクセルワイヤーの固着の修理

アクセルワイヤーの固着は、油などを指して固着が解除する場合もありますが、今回の場合は固着もひどかったので交換という方法をとりました。

この4型のタクトのアクセルワイヤーは写真赤丸部の様に途中で二股に分かれます。

一方はキャブレターへ、もう一方は2st用オイルポンプへいきます。

アクセルワイヤー

スロットルの開き具合で噴出されるオイルの量も変わる仕組みです。

そのせいもあってか、このアクセルワイヤーの値段が結構高いです。

新品4200円位でヤフオクでゲットしました。

今回の修理で一番費用が掛かった部分です。

アクセルからワイヤーを這わせていくだけですので、作業はそれほど難しくありません。

その他のメンテナンス

その他のメンテナンスとしては

・タイヤバルブの交換2本

・キャブレターの清掃

・オイルにじみの清掃

・ブレーキ分解清掃、給油

・ブレーキランプの取り換え

・2stオイルの補充

・シート張替

などですかね。

なるべくコストをかけたくないので、使えるところは基本的にそのまま使っていきます。

メンテナンス費用

今回メンテナンスにかかった費用は、全部で10000円位になりました。

鉄くずになるところだった、不動車のごみスクーターをこの値段で直すことが出来たのは、なかなかのコストパフォーマンスなのではないでしょうか。

それから、本来はここのボディーの塗装代などが含まれますが、今回は知り合いが練習台として使わせてほしいということで無料で縫ってもらうことが出来ました。

缶スプレーなどを使てスクーターを塗るとなると約3000円ほど費用が掛かるかと思います。

ヤフオク出品と陸送

いよいよヤフオクに出品です。

ホンダ タクト

今回お小遣稼ぎが最大の目的ですので、最低でも10000円位は儲けを出したいところです。

はじめは15000円の利益が出るように値段設定してオークション形式で出品。

余計なトラブル等は避けたいので、直したスクーターの状態はしっかりと記載します。

 

しかし、2週間が経過しても一向に売れる気配はありません。

やっぱり、ネット上だと結構綺麗な上玉が安価で出品されていますので、なかなか厳しいですね。

私はひよってすぐ5000円値下げ。

すると、すぐに問い合わせが来て取引することが出来ました。

想定より5000円利益が少ない状態での販売となりましたが、ここは良しとしましょう。

バイクの取引方法は陸送でということになりました。

バイクの値段設定は結構難しいですね。ここら辺は次回の課題かなと思います。

バイクを陸送するまでの流れ

今回は相手方が良く使っている陸送屋があるということなので、そちらの業者に依頼することになりました。

業者の手配等も相手方がすべて段取りをしてくれました。

私のほうから引き取り先住所と連絡先を教えて、引き取りに行く日時をご連絡しました。

陸送業者は日付や時間帯まで指定できるところを選択するのがいいと思います。業者によっては時間指定などが出来ないところもあります。その代り料金が安かったりとサービスによって違いがあるのでしょうが、時間指定が出来ないとなんじ頃来るかわからないので、その日一日待っていなければなりませんからね。

引き取り業者の方も指定した時間通りに来てくれたので、なんのトラブルもなく引きとり完了することが出来ました。

最後に業者の方と、傷チェック、エンジンのかかりチェック、カギの数、書類、などを確認して終了です。

料金は引き取り場所住所から相手先まで170kmほどの距離で、13000円ほどだそうです。元払いでの引き取りですので私の方の支払いはありません。

ヤフオクで原付売ってみた結果 まとめ

こんな感じの流れで無事タクトは旅立っていきました。

今回私の儲けとしては10000円ということになりました。

修理の費用は部品代だけで工賃はかかっておりません。休みの日少し早く起きるなど、なるべく時間を有効に使って修理するようにしていました。

この小遣稼ぎは、整備の趣味の延長としては面白いのかなと思います。

自分のスキルの向上にもつながりますし、自分が直した車両がどこか知らない地で大切に乗ってもらえるともうとなんだかうれしい気持ちにもなります。

こうやって少しずづ、スキル実績を上げていって、儲ける額も大きくしていければいいのかなと思います。

これから、同じようにヤフオクなどの販売を考えている方の参考に少しでもなればうれしく思います。

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