自分でバッテリー交換をする際の注意点 『バックアップをとること』




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バッテリーを交換する際に車のバックアップをとって行うようにしていますか?

車のバッテリーの交換となるとDIYで交換されるかたも多いと思いますが、最近の車は電子制御の部分がかなり多くなっていますので、バックアップを取ってバッテリー交換を行うことがとても大切です。

知っている人にとっては当た前の事かもしれませんが、

「バックアップって何ぞや?」

という方は、バッテリー交換をする前にこの記事をよく読んでいただいて、バックアップを取ることの大切さを理解したうえで作業を行いましょう。

簡単なんだけどで奥の深いバッテリー交換にはそのほかにもいくつかの注意点がありますのでまとめてみました。

車のバックアップとは?

車のバックアップについて説明します。

現代の車は、エンジンの制御、トランスミッションの制御、ドアロックやパワーウィンドウ、ナビ、オーディオなどすべての制御がそれぞれのコンピューターにより制御されています。

コンピューター

このコンピューター達ははかなり優秀にできており、あなたの車の乗り方や癖、使い方や、車の状態などを全て記憶しています。

そしてそのデータ(学習値)を記憶しておくにはコンピューターに常に電源が供給されている必要があります。

その電源供給はバッテリーが役割を果たしています。

車は使っていない状態でも、常に少しずつバッテリーから電源をもらい、たくさんのデータたちを記憶しているので、バッテリー交換などで電源の供給が経たれてしまうと記憶しておくことが出来なくなり、その結果データたちが消えてしまうのです。

記憶していたデータが消えてしまうとどうなってしまうかはひとまず置いておきます。

車のバックアップをとるということは、バッテリー交換をする際も常に電源が供給されている状態にするということです。

バッテリー交換の際バッテリーを一時的に取り外した状態でも、別のところから電源供給=バックアップをとることによって、大切な車のデータが消えてしまうのを防ぎます。

バックアップをとらずにバッテリー交換をするとどうなるか

記憶していたデータが消えてしまうとどうなってしまうか。

車の状態というのは、常に一定ではありません。年数や距離数、使う人によって常に変わり続けています。新車の状態と10万km乗った車では、違った制御が必要になってきます。

そしてその変化を、データとして車に搭載されているコンピューターは常に学習して記憶しています。

そのデータをもとにそれぞれの車に合った、エンジンの制御を行うことによって、新車時でも10km走行していても、常に調子のいい状態で使い続けることができるのです。

バックアップをとらずにバッテリー交換を行うとどうなるか?・・・答えは簡単です。

車の調子が悪くなってしまいます。

電源が断たれたことでコンピュータが初期化されてしまい、車は10万km走っているのに、コンピューターは新車時の状態に戻ってしまうからです。

具体的には次のような症状が出たりします。

  • エンジンの始動性が悪くなる
  • アイドリングが落ち着かない。低すぎる、高すぎる。
  • 加速状態が悪くなる
  • ナビ、オーディオの設定が初期化される
  • 時計が初期化される
  • パワーウィンドウのオートが効かなくなる
  • 集中ドアロックが効かなくなる
  • バックドアが開かなくなる

もちろん車によって様々ですが、ぱっと思いつくだけでもこの様な症状が出る可能性があります。

全てに対して対処方法を知っていれば解決できる問題ですが、知らないとバッテリーを交換した後急に車の調子が悪くなったと思い、結構あせります。

なのでこうならないためにも、バッテリー交換の際はバックアップをしっかりとって行うことが大切です。

車のバックアップを取る方法

車のバックアップを取りながらバッテリー交換をする際にとても便利なツールがあります。

こちらのバックアップツールを使います。

このツールを使うことにより車のバックアップを安全に確実にとることが出来ます。OBD端子という運転席下についている端子からバックアップを取ることが出来ます。

直接バッテリー端子につなぐタイプのものもありますが、バッテリー交換作業がしずらかったりします。こちらのツールならバッテリー交換作業の邪魔になりません。

使い方はとても簡単です。

バックアップツールの使い方

車両のOBD端子を探します。

どの車種でも必ず、運転席の下のあたりについています。

OBD端子

画像の赤丸がOBD端子です。台形の形をしています。

こちらに先ほどのバックアップツールをつなげます。

バックアップツール

付属のワニ口クリップの配線を廃バッテリー等のプラスとマイナスにつなげ、端子をバックアップツールに接続します。

これで車はバックアップがとれている状態なので、バッテリーの取り外しを行っても、コンピューターが初期化されることはありません。

廃バッテリーがない場合も9Vの乾電池を用意する事で、簡易的にバックアップを取ることが出来ます。

バックアップ 乾電池

乾電池用の配線を利用してバックアップをとります。乾電池は別売りです。

必ず9Vの乾電池を用意してください。

こっちのほうが簡単にバックアップを取ることが出来るのですが、万が一電池の容量が不足している場合は正しバックアップが取れない場合があるので注意が必要です。

1回、2回交換するくらいならば乾電池で十分でしょう。

ちなみに私が使用しているバックアップツールは上で紹介したものとは少し違っていて、バックアップがとれていることが確認できる、LEDが付いています。こっちのほうは少し値段が高くなります。

バッテリー交換 その他の注意点

・バッテリー交換をする際は、必ずマイナス側の端子から外すようにしてください。

プラス側の端子から外そうとすると、メガネレンチなどで端子の10mmナットを緩めているとき、万が一ボディなどに接触してしまった場合、ショートを起こしてしまいます。

またバッテリーステーを取り外す際も、ターミナルに接触してショートを起こさないように注意してください。

ショートを起こしてしまうと、車に思わぬ不具合が発生する恐れがあるので、必ずマイナス側の端子から外すようにします。

・バッテリー端子を取り付ける際は逆にプラス側からとりつけます。

・バッテリーのプラスとマイナスを間違えて接続しない。

当たり前の事なんですけど、初心者の方はたまにやってしまいがちですので注意してください。

・端子はバッテリーターミナルの奥までしっかりと差し込む。

DIYで交換された方に結構多いのが、端子がしっかりと奥まで差し込まれていない場合があります。端子のゆるみの原因にもなり危険でですのでしっかりと奥まで差し込んで取り付けてください。

バッテリー交換をして不調になった場合に行うこと

この記事を読まれている方の中にはすでに、バッテリー交換をしてエンジンの調子が悪くなってしまった方もいるかと思います。

バッテリー交換後『アイドリングが不安定』『信号待ちでエンスト』

などの症状が起こってしまっている場合は『スロットルバルブの洗浄』を行うことで劇的に症状が改善されると思います。

こちらの記事で作業方法を詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

バッテリー交換の際の注意点 まとめ

簡単そうに見えるバッテリー交換ですが、電子制御が当たり前になったいまの車は、バックアップをしっかりとって作業する必要があります。

車のバッテリーの交換作業はDIYはそれほど多くない作業だと思います。

しかし、車の思わぬ不調を防ぐためにも、バックアップをとって交換作業を行うことはとても大切です。

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