RX306 アーム角度センサー異常 ワイヤーハーネスショート修理




Pocket

クボタ製のバックホウ、RX306のアームセンサ異常によりアーム操作が出来なくなってしまった機械の修理内容です。

同じような症状で困っている方の参考になれば幸いです。

現象確認

クボタのバックホウであるRX306はアームが中折れ式なので、アームの角度センサが付いています。

こちらのセンサ系統に異常が発生すると、メーターのディスプレイに警告音とともに『ASオートストップ』という警告が表示されます。

この状態で情報ボタンを押すと『外部5V』と表示されたいました。

この様な表示が出ている場合はアーム角度センサにいくまでのワイヤーハーネスにショートが発生している状態です。

この異常が発生していると、アーム操作が出来なくなります。その他の操作は正常に操作できます。

故障診断及び修理内容

アーム角度センサに行くまでのワイヤーハーネスにショートが発生していることを疑い診断を行ていきます。

センサーからアームに伸びているワイヤーハーネスはブームを伝って根元から、エンジンルームの中に入っていきます。

ワイヤーハーネスを観察すると、ブーム先端に付く、作業灯と同じチューブ内を走っていることが分かります。

こちらの作業灯も不灯の状態で、ヒューズを確認するとヒューズ切れの状態でした。

このことから同じチューブ内でショートが発生している可能性が高いと推測できます。

ハーネスを追っていくと、ブームの根元からエンジンルーム内に入り、そこでコネクタにより分離することが出来るようになっています。

コネクタ

コネクタを外して、作業灯のヒューズを新しいのにして再度作業灯を点灯させるとすぐにヒューズが飛びました。

このことから、さらに先のハーネスでショートが発生していることが分かります。

 

そのまま手探りで配線を追っていくと明らかにボディへの接触が大きい部分を発見しました。

燃料タンクのブーム側カバーを外すとショートが発生している箇所が分かりました。

ハーネスショート部

矢印のハーネスがラジエータのサポートとボデーの間に挟まり明らかにつぶされているのが分かります。

ハーネスショート部

近くで見ると配線の被覆が向けて芯線が露出しているのが分かります。

ボデー 押し込み

どうやらラジエータ付近のボデーをぶつけたときに押し込んでしまったのが原因のようです。

近くに合ったバックホウでワイヤーをひっかけながら板金修正しました。

板金修正後

上の画像と比べると配線が通る隙間が全然違うのが分かります。

配線修正

破損した配線はつぶれているところをカットし、被覆付圧着スリーブでつなぎなおしてコルゲートチューブを巻きなおしました。

復元後動作確認すると見事に警告は消えて正常に動かくすことが出来るようになりました。

作業灯の方も問題なく作動するようになりました。

まとめ

今回は、外的要因が原因でワイヤーハーネスのショートが発生していました。

この様にどこかにぶつけたような跡があったりする場合はまずその周辺から疑い故障診断をすすめると、故障個所の発見を早くすることが出来ると思います。

腕折れ式のバックホウは可動部付近で断線やショートを起こすことが多いのでそのあたりも疑いながら、故障診断を進めるのが良いと思います。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です