1JZ2JZエンジン アイドリングでエンスト 修理内容
走行中エンジン回転がおかしい。
アイドリング中エンストしてしまう。
リバースに入れるとエンストしてしまうなどの症状の修理です。
このページの目次
症状と点検内容
・走行中エンジン回転がおかしい。
・アイドリング中エンストしてしまう。
・リバースに入れるとエンストしてしまう。
・走行にはほとんど支障はない。
・エンジンチェックランプは点灯していない。
ダイアグコードを確認してみると、「P1349 VVT制御」というコードが入っています。この年式でこのエンジン走行距離15万km以上の車両に多い症状ですね。
修理書のフローチャートに従っていくとエンジンECUにたどりついてしまう場合がありますが、ECUはとても高額です。新品のもので工賃込15万円くらいの修理費用になってしまいます。
なのでECU交換の前にできることをやってみましょう。
実はこれをやると症状が改善される事が多いです。しかもDIY整備で簡単に交換できちゃいます。
修理内容と原因の推測
それはVVTのオイルコントロールバルブASSYの交換です。
写真の赤丸部分についている部品がそれです。
この部品はタイミングベルトカバーを外すと10mmのボルト一本で止まっているだけです。
あとはコネクターを抜いて引っ張れば外れてしまいます。
交換済みの写真ですがこのような感じで10mm一本を外すだけでOK。
取り付ける際はオイルシールに少量のオイルを塗って取り付けてください。
この部品が不良になってしまう理由はおそらく中のコイルが駄目になってしまい電磁石の吸引力が弱くなってしまうことにあると思います。
そのためバルブの開閉をうまくコントロールできなくなり、VVTの制御が狂ってしまい正しいバルブタイミングが出なくなってしまうものと思われます。
これが取り外した部品です。
溝のところからVVTのカムシャフトにオイルが流れ込み制御しています。
流れる量を中のバルブが開閉することで変えています。左の少し大きい筒のなかにコイルが入っています。
まとめ
今回はこの部品の交換だけでエンジンの調子は良くなりました。
部品代は1万5千円くらいですので自分で交換してしまえばECU交換の10分の1の費用で直せてしまいます。
もちろん他の部分が原因で不調が出ている場合もあるので、これをやったから100%直るわけではありませんが、まずはやってみる価値ありだと思いますよ。