マニュアル式エアコンの温度調整が出来ない不具合 修理内容と費用




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自動車のエアコンの温度調整が出来ない不具合の修理内容と費用などについてまとめた記事です。

この記事で紹介するのは、『マニュアル式エアコン』の内容になります。

画像の様にレバーなどを操作して、温度や風量、モードなどを設定するタイプのものになります。

オートエアコンが当たり前になった現在でも、コンパクトカーなどではマニュアル式エアコンがまだまだ使われています。

構造的には、レバーを動かすことで、それにリンクしてワイヤーが動き、各ダンパーが作動する仕組みになっています。とても単純な構造です。

なので、今回のような温度調整が効かなくなった場合などでも以外と簡単に直せちゃったりします。逆にオートエアコンの場合はすべて基盤で制御されているので修理するのは難しいです。

今回修理して車種はトヨタのラウムという車ですが、マニュアル式のエアコンが使われている車なら基本的な構造は同じだと思うので参考にしていただければと思います。

エアコンの温度調整が効かない 修理内容

エアコンの温度調整が効かなくなる原因としては、マニュアルエアコンの場合、レバー部の不良、ワイヤーの不良、エアミックスダンパの作動不良などが考えられます。

なので、原因を突き止めるにはまず、エアコン周りのパネルを外していきます。

エアコンパネル 取り外し

大体のエアコンパネルが画像の様にレバーのところが取り外せるようになっています。そしてそこにプラスねじが止まっています。赤丸部。

ネジを外すと後は、ツメで止まってますので内貼りはがしなどを隙間に入れながらパネルを取り外していきます。

エアコンのパネルを外すことが出来たら、温度調整レバーなどの内部が見えるかと思います。

温度調整レバー

構造はとても簡単で、レバーを動かすことで引っかかっているワイヤーが動き、その奥のエアミックスダンパーを作動させています。

取り外した温度調整レバーを正常品と比較した画像です。

左が正常品、右が取り外したレバーになります。右側のレバーの赤丸部が破損しているのがわかるかと思います。

本来ここにワイヤーの先端が引っかかるのですが、破損してしまったことにより、レバーを動かしてもワイヤーが動かず、温度の調整が出来ない状態になっていました。

温度調整レバー

この画像の様に温度調整レバーにワイヤーが取りつく様になっています。

この年式の車だと、経年劣化や、使用によってもろくなり、破損につながったものと思われます。

ワイヤーがしっかりと取りついたことを確認して、パネル等を戻して行けば作業完了となります。

エアコンの温度調整が効かない 修理費用

今回の温度調整用のレバーの値段は1000円前後なので比較的安価です。

車屋に依頼した場合の工賃は4000円前後になる事が多いかと思います。

この作業は、難しい作業ではないので、DIY整備で修理することも比較的簡単だと思います。

ちなみにオートエアコンのスイッチ部の不具合の場合は、基本的に基盤ごとの交換となるので20000円前後します。

万が一の故障の際も比較的安価に修理できるところも、マニュアルエアコンのいいところかもしれません。

マニュアル式エアコンの温度調整が効かない まとめ

マニュアル式エアコンの修理は、構造が簡単なため、DIY整備向きといえるかと思います。

それぞれの部品の値段も安価に手に入るところもうれしいところです。

温度調整が出来なくなったタイミングが、ちょうどよい温度の時ならいいですが、そうでない場合はちょっと困ってしまいますからね。なるべく早めに直したいものです。

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