ブレーキを踏むとブレーキ警告灯が点灯 原因と修理




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ブレーキを踏むとメータ内の警告灯 (!) が点灯するという車両の原因と修理内容です。

ビックリマークの警告灯は通常サイドブレーキがかかっているときに点灯し、解除すれば消灯します。

ブレーキ警告灯

この警告灯はそのほかにもブレーキフルードの量が少なくなった時にそれをどれをドライバーに知らせる機能としても点灯します。

車のブレーキはブレーキペダルを踏んだ力がブレーキフルード(オイル)を伝わって各輪のブレーキに作用する仕組みになっています。ブレーキのパイプラインなどに漏れなどがあると、ブレーキが利かなくなる可能性があり危険なので、そのことを知らせる機能として (!) を点灯させる仕組みになっています。

今回のようにパイプラインなどに漏れがない場合でも点灯するときがあり、特にブレーキを踏んだ時などに点灯しやすかったりする場合があります。

ブレーキを踏むとブレーキ警告灯が点灯する車両の原因と修理(修理というほどのものではありませんが)内容をまとめます。

ブレーキを踏むとブレーキ警告灯が点灯 原因

今回のようなブレーキを踏んだ時に警告灯が点灯する場合は、パイプラインからの漏れなどは可能性としては低いです。なぜならフルード漏れがどこかしらにあるならば、ブレーキフルードはほぼ全部抜けてしまって警告灯は常時点灯しているはずだからです。

なのでブレーキを踏んだ時だけついたり、ピラピラついたりつかなかったりするというときは他に原因が考えられます。

この様な現象が起きた場合はまずエンジンルーム内にあるブレーキフルードのリザーバータンクの液量を点検します。

ブレーキフルード リザーバ

この画像がブレーキフルードのリザーバータンクです。車種によって形は違いますが、どの車もエンジンルームの運転席側についていて、ゴムのキャップがしてあります。

で、このタンクの側面をよく見ると『MAX』、『MIN』と書いてあるのがわかるかと思います。

オイルレベル

この画像の様に上のラインがMAX、下のラインにMINと書いてあるはずです。

これはブレーキフルードのオイル量を確認するためのゲージで正常値はMAXのラインに液面が来ている状態です。

これがMINより下になると液量が少なくなったと車が判断し、今回のようなビックリマークの警告灯を点灯させる仕組みになっています。

MIN付近の液量になった場合でもブレーキを踏んだ時の車両の重心移動によって液面が動き、ブレーキ警告灯が点灯したりします。点いたり点かなかったりピラピラ点灯するのはこれです。

なので、今回の様にビックリマークの警告灯が点灯した場合は、まずエンジンルームのリザーバタンクに正常な量のブレーキフルードが入っているかを確認してください。

ブレーキを踏むとブレーキ警告灯が点灯 修理と対策

フルードの量を確認し、液量が少なかった場合はフルードを足してやればひとまず警告灯は点灯しなくなります。

ブレーキフルードを足す際は必ずブレーキ専用のフルードを補充します。

このブレーキフルードはTOYOTAのディーラーで使っているブレーキフルードで、国内のメーカーの車両でしたらほぼすべての車につかえます。1本500ml入っていて1本用意すれば十分に足ります。

リザーバータンクのゴムキャップを開けて上からMAXのラインに液面がくるように補充してください。

ブレーキフルードは塗膜などを浸食する作用があるので、補充する際にこぼしたしまったときはすぐに大量の水で洗い流すようにしてください。リザーバタンク付近を洗い流す際はリザーバタンクに水分が入らないよう必ずキャップをしてから行うようにした方が良いです。

これでブレーキの警告灯は点灯しなくなりました。しかし、根本的な解決にはなっていないので、次のまとめをよく読んでください。

ブレーキを踏むとブレーキ警告灯が点灯 まとめ

ブレーキフルードの液面が下がる根本的な原因は、最初に説明したフルードの漏れのほかに、ブレーキパッドの残量が減少してる可能性があります。

ブレーキキャリパー

詳しい説明は省きますが、ブレーキパッドの残量が減ってくるとブレーキフルードリザーバーの液面も下がる仕組みになっています。

なので今回のような症状の根本的な原因として一番考えられるのはブレーキパッドの摩耗が考えられます。車種や乗り方によって摩耗の度合いは違いますが、10万km近くまでブレーキパッドを交換していない場合はだいぶ摩耗が進行していると予測できます。

それに、ブレーキフルードのパイプラインからの漏れなども可能性としたはゼロではありませんので、ブレーキ警告灯が点灯した場合は一度車屋でしっかりと点検してもらうようにしましょう。

走らない車に乗ることはできても、止まらない車に乗ることはできませんからね。

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