1KDエンジン タイミングベルト交換方法と費用について




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トヨタのハイエースやレジアスエースなどの商用貨物によく使われている車に搭載されているエンジンです。

1KDエンジンはタイミングチェーンが多くなった現在もタイミングベルトでカムシャフトを駆動しています。今も昔もタイミングベルトの交換時期は10万kmとなっております。

なので1KDを搭載している車は10万kmを超える前にタイミングベルトを交換する必要があります。

この記事ではタイミングベルトの交換方法とその費用をご紹介します。

タイミングベルトの交換方法

1KDエンジンではタイミングベルトを介して動かしているものはカムシャフトしかありません。

昔のディーゼルエンジンの様にウォーターポンプなどは駆動していませんので、そのころのエンジンに比べるとかなり楽に交換できるようになっています。

交換手順を画像を使って説明していきます。

先ずはパワステフルードのリザーバタンクを外し、外した先に見えるエアインテークホースを外します。

周辺のワイヤハーネスを動かせる状態にしていきます。

1KDワイヤハーネス

このエンジンの上にはっているワイヤーハーネスを動かせるようにしたいので、12mmのボルトや周辺のコネクタを切って、ワイヤハーネスがある程度動かせる状態にします。

ハーネスのカバーとタイミングベルトカバーとツメで嵌合している部分があるのでマイナスドライバーなどでかんごうをはずします。

タイミングベルトカバー奥に水温センサのコネクタとそのそばに、12mmのボルトがありますので外します。

1KD 水温センサー

結構見えずら所にあるので忘れないように。

パワステフルードのリザーバタンクが付いていた下の方、赤丸部のボルトやコネクタ類をはずします。

1KD エンジン

ここまで外せばハーネスがある程度動くようになると思いますので、タイミングベルトカバーのボルトを外していきます。

タイミングベルトカバーのボルトは全6本です。

1KDエンジン タイミングベルトカバー

一番下のボルトがハーネスが邪魔で少し外しずらいと思いますが、ハーネスをずらしながら外すとやりやすいと思います。

タイミングベルトカバーが外れたらタイミングベルトを外します。

タイミングベルトを外す前に必ず行うことは、合わせマークの確認です。

これをやらないと、いざ組むときタイミングズレなどが起きてしまい、エンジンの不調やの原因や最悪エンジンの破損につながります。

どのエンジンにも合わせマークというものがあります。1KDも例外ではありません。

カムシャフトプーリ側の合わせマークです。

1KD カムシャフト

エンジン側の三角とプーリーの切り欠きがあっていることを確認します。

写真は見やすいようにタイミングベルトを外した後に撮影したものです。

次にポンプ側の合わせマークを確認します。

ここが少し見ずらい位置にあるので鏡を使って確認してください。

ちょっとわかりずらいのですがエンジン側の三角と、ポンププーリーの切り欠きがあっていることを確認します。

ポンプ側の合わせマークです。

1KD ポンププーリー

画像だと見えにくいですが、肉眼で見るとしっかり見えます。

このカムの合わせマークとポンプの合わせマークがあっている状態で、タイミングベルトを交換します。

タイミングベルトはタイミングベルトテンショナーを外せば取り外せます。10mmのボルト2本で止まっています。

タイミングベルトテンショナーの画像。

タイミングベルトテンショナー

輪っかはテンショナーのロックピン。

通常タイミングベルトを交換する際は、ベルトテンショナーとアイドラプーリーも同時交換になります。

新品のアイドラプーリーとベルトテンショナーを取り付け新品のタイミングベルトを取りつけます。

タイミングベルトを取り付けたらテンショナーのロックピンを外します。ベルトがしっかり張られていることを確認してください。

タイミングベルトカバーを取り付ける前に必ず行うことがあります

※クランクシャフトに工具をかけクランクを二回転させて合わせマークが正規の位置にくることを必ず確認してください。正規の位置とは上で紹介したカムとポンプの合わせマークの位置です。

これを行わないと万が一、合わせマークの位置がずれてエンジンをかけた際に、最悪エンジンが壊れてしまいます

必ず行いましょう!

後は元の手順で戻していけばOKです。

タイミングベルトカバーを取り付ける際に、青丸部分のボルトが取り付けにくい場合があります。

1KD タイミングベルトカバー

その時は画像の赤丸部分のボルトを先に仮付けするとある程度位置が決まるので、入れやすくなると思います。

コネクタのつけ忘れや、ボルトの締め忘れに注意して行ってください。

最後にエンジンをかけ、アイドリングやふけ上がりの状態に異常がなければ完了です。

タイミングベルトの交換費用

タイミングベルトの交換の際は通常、テンショナーとアイドラ―も交換します。アイドラーは古くなると異音の原因となり、テンショナーは張力が低下したりするからです。まだ使えるからと交換をしないと次のタイミングベルトの時期までに不具合が出てしまう可能性があります。

それぞれの部品の値段は以下の通りです。

・タイミングベルト 約3500円

・アイドラープーリー 約2800円

・タイミングベルトテンショナー 約4700円

これに工賃が約12000円ほどかかるかたちになります。

なので部品と工賃合わせて約24000円ほどが1KDエンジンのタイミングベルトの交換費用ということになると思います。

タイミングベルト警告灯 メーターリセット

タイミングベルトの交換が終わったら必ずメーターのリセット操作を行いましょう

リセット操作を行わないと、例えば9万kmでタイミングベルトを交換した際に10万kmに達すると点灯してしまいます。また、警告灯が点灯してから交換した場合リセット操作を行わないと点灯したままになってしまいます。

タイミングベルト警告灯のリセット、設定方法は年式によって若干異なります。

詳しくはこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。

1KDエンジン タイミングベルト交換 まとめ

1KDのタイミングベルトはこれまでのものに比べるとだいぶ簡略化されているので、なれている人なら1時間くらいで作業できると思います。

タイミングベルトの交換は10万kmを超える前に必ず行いましょう。

よほどの自信がある人や、経験がある人以外はDIY整備は避けた方が無難です。

 

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