60ヴォクシー ノア 1AZ エンジンかからない症状の修理




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60ヴォクシーのエンジンがかからなくなってしまったという症状の修理内容についてまとめた記事です。60ノアも同じ構造ですので参考になると思います。

エンジンが急にかからなくなった時ってかなり焦ると思いますが、この記事は応急でエンジンをかける方法も紹介していますので、最後まで読んで落ち着いて対処していただければと思います。

60ヴォクシーに積まれているエンジンは1AZという型のエンジンになりますが、このエンジンでエンジンがかからなくなってしまう症状でよくありがちなのが二つあります。

・エンジンスタータの故障

・フューエルポンプの故障

この二つのどちらかが原因でかからなくなってしまうことが多いです。

なので60ヴォクシーのエンジンがかからなくなってしまったときは、まずこの二つのどちらが故障してしまったのかを切り分けていく必要があります。

原因がわかればとりあえずエンジンをかける方法もありますので、そちらも合わせて紹介していきます。

今回の不具合が起きていた部品はスタータの方でしたので、この記事ではその切り分け方法と対処法、修理の内容についてまとめます。

エンジンがかからなくなった原因を切り分ける

上でも説明した通り、この1AZというエンジンはフューエルポンプスタータの故障でエンジンがかからなくなることがあります。この年式の車になってくるとでてきやすくなる不具合の症状です。

まずこの二つの不具合の切り分け方法は、クランキングするかどうかです。

キーをスタートの位置までひねった時クランキングするかどうかを確認してください。

今回の60ヴォクシーはキーをひねってもクランキングしませんでした。うんともすんとも言わない場合が多いと思います。

ヘッドランプ点灯、カーオーディオやキーレスなどは作動しているのでバッテリーが上がってしまっているわけではないと判断できます。

このようなエンジンがかからない症状の場合、原因としてスタータの故障が考えられます。

普段エンジンのかかりが悪く感じることなどはなかったでしょうか?バッテリーが弱っているような、クランキング音が弱々しい感じです。

心当たりがある場合は、さらに裏付けができます。スタータが壊れかけていた証拠です。

スタータが故障してしまった場合、交換になることがほとんどだと思います。

車屋までもっていきたくてもエンジンがかからなくて困ってしまうと思いますが、まずは試してもらいたい方法があります。これをすることでエンジンをとりあえずかけることが出来る場合がありますので紹介します。

かからなくなってしまったエンジンをかける方法

スタータの故障でかからなくなったエンジンをかける方法です。この方法は必ずかかるというわけではありませんが一度試してみてください。

それはスタータに衝撃を与えながら、キーをひねってクランキングを試みる方法です。

写真赤丸部のものがエンジンのスタータといわれる部品です。エンジンルームを開けてバッテリの隣奥の方にあります。

こいつをハンマーなどの金属でコンコンとたたいてやりながらキーをひねると、その衝撃でスタータが回ってエンジンがかかる場合があります。

たたきながらキーをひねりたいので二人で行なう方がいいです。協力者がいない場合はたたいて回してを繰り返してみてください。

~スターターをたたくと何故エンジンがかかるのか~

スターターという部品は電気でモーター動かすことでエンジンをかけています。

モーターというのはその特性上、回り始める瞬間に一番力を必要としており、弱ってしまって回り始めることができないモーターに外部から衝撃を与えることで働きを助け回転させます。キーをスタートの位置にしているときしかスタータに電気が流れませんので、なるべく二人で行ってください。

この方法はどのエンジンのスタータでも使えますので、スタータが原因でエンジンがかからないと思われる時にはこの方法を試してみてください。

ただ車種によってはスタータがエンジンルームから見えないところについている場合もありますので、その場合この方法は使えません。

また、完全に動かなくなったスタータは衝撃をいくら与えてもウンともスンとも言いませんのであきらめましょう。

一度エンジンがかかったら、エンジンを切らずそのまま車屋などに向かいましょう。

エンジンを切るとまた同じような症状が出てしまうので、そうなる前に修理を行ってください。

60ヴォクシースタータ交換手順

スタータを交換する際はまずバッテリのマイナス端子を外します。これはどの車でも同様です。

次に60ヴォクシーのスタータを交換する際はエアクリーナボックスが邪魔になりますので、取り外してください。

エアクリーナボックスを取り外した状態です。今回はバッテリーも一緒に取り外しました。その方が作業スペースが広がりやりやすくなります。

配線類が邪魔な場合は最小限でコネクタ等を外しよけながら行ってください。

※ここで60ヴォクシーのエンジンルームで作業する際の注意点があります。

それは写真赤丸部の通称三つまたホースといわれる部品がとても破損しやすいということです。

材質がもろく経年劣化のせいもあって力が加わってしまうとすぐ破損します。ホースの中は冷却水が通っていますので、破損させてしまった場合は余計な修理が必要となります。

スタータ交換作業もこの三つまたが結構邪魔になるので、無理に力が加わらないようくれぐれも注意して作業を行ってください。

 

写真のB端子のナットを緩めて外し、コネクタを一か所外します。

あとは14mmのボルト二本でエンジンに固定されていますので緩めて取り外します。くれぐれも三つまたホースに気を付けながら取り外してください。

後は逆の手順で復元作業を行って作業完了となります。復元が終わったら問題なくエンジンがかかるか確認してください。

スタータの交換作業はどの車種でも基本は大体こんな感じで、取り付けてある箇所が違うだけです。

60ヴォクシー 1AZ エンジンかからない症状の修理まとめ

スタータの故障は15万キロくらいをこえた車に出てきやすい症状です。長く車を乗っていると一回くらいは交換が必要になる部品ですね。

スタータを交換する場合はリビルト部品で交換するのがおすすめです。簡単で早く修理できます。

リビルト部品については別記事でまとめていますので、そちらも参考にしてみてください。

スタータに衝撃を与えてかけたときの様に、フューエルポンプの故障の場合は燃料タンクをコンコンとたたきながらかけると、エンジンがかかることがあります。この方法については機会があればまたくわしく紹介していきます。

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