アクア NHP10 エンジン回転数が下がらない症状の原因と対策




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アクアのエンジン回転数が下がらない症状の原因と修理方法対策などについてです。

症状

信号待ちなどの停車状態からから40km~50kmくらいまで緩加速後、アクセルを離してもエンジンの回転数が下がらない。大体2000ppm~3000ppmくらいの間。エンジンの回転数が上がるような感じがしたりする場合があります。

車速が上がることはないことはなく、そのまま減速していき20kmくらいまで減速するとエンジンの回転数も落ち着きやがて止まる。

場合によってはエンジンが停止しないこともあります。(間欠停止をしない)

警告灯の点灯などは特にない。

原因

ダイアグコードに異常が入っていない場合の原因は、「HVバッテリーの冷却用ファンのフィルター目詰まり」が原因の場合が多いです。

写真はフィルターを取り外して撮影したものです。見ての通りほこりがびっちり詰まっております。

フィルターのつまり以外にも、後部座席左側足元の冷却風取り入れ口などに荷物が置かれてふさがれていたりすると、同じような症状が出る場合があります。

回転数が下がらなくなる理由

HVバッテリーの内部は走行中充放電を繰り返すことによって高温になります。

バッテリーが高温になりすぎてしまうのを防ぐために冷却用ファンのがつているのですが、冷却用ファンのフィルターがほこりなどによって目詰まりを起こすと送風量が足らなくなり冷却されにくくなり高温になってしまいます

その場合車が正しい制御ができなくなってしまい、エンジン回転数が下がらないなどの症状が起きてしまうようです。

具体的には次のような現象が起こります。

  • バッテリの出力(放電)が制限されることにより、エンジン間欠停止禁止に至りアイドリングストップしなくなる。
  • バッテリの入力(充電)が制限されることにより、回生ブレーキが制御されエンジンブレーキをかけるためにエンジン回転数が高くなる。

この状態が進行すると警告灯が点灯し最悪走行不能状態になってしまう場合があります。

修理と対策

走行不能になる前に修理方法は簡単です。

・修理方法

ファンのところについているカバーを外し、そこから見えるフィルターにたまったほこりを掃除機で吸って清掃してあげてください。

場所は助手席側後ろの座席の下のカバー内部にあります。

ちなみにカバーはクリップ二つで留めてあるだけなのですぐ外れます。

・対策方法

対策としては定期的なフィルターの清掃ファンの入口前にはものを置かないようにすることですね。

年間走行距離の多い方やほこりっぽい地域でお使いの方は一年に一度は清掃した方が良いかと思います。

また、車を買ってからまだ一度もフィルターの清掃をしたことのない方は、一度清掃することをおすすめします。

エンジン回転数が下がらない症状の原因と対策 まとめ

今回のような症状が見られた場合はたったこれだけで車の調子は劇的に良くなりますよ。

アクアは冷却ファンが足元にあるので、ホコリなどでフィルターに汚れがたまりやすいのかもしれません。

車内で使える掃除機も今はネットで安く買えるのでお勧めです。シガーソケットから電気を供給できるので車の中ならどこでも使えます。

シートやマットの掃除にも使えますしね。洗車場の掃除機は1回100円で1回では掃除しきれない場合もありますよね。車用のカークリーナーを買っておけば使い放題だし、30回も使えば元は取れてしまいます。

しっかりと定期的なメンテナンスをしてやることで、愛車を長く調子のよい状態で使い続けることが出来ます。

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