誰でも出来る 車のバッテリーDIY交換方法紹介します
車を維持していく上で欠かせないメンテナンスにバッテリーの交換があるかと思います。
バッテリーの交換はしっかりと知識を身につければとても簡単にDIYで交換することができます。
DIYでバッテリーを交換することのメリットはなんといっても費用を安く抑えられることだと思います。
ネットなどでバッテリーを調べるとお店などの相場よりかなり安く売っている場合が多く、それを自分で仕入れて交換できればかなりの節約になります。
この記事では自分でバッテリー交換を行う方のために手順をわかりやすく紹介していきますの、参考にしていただければと思います。
自分で交換するのはちょっと不安という方はバッテリー上がりのレスキューサービスに依頼するのもいいかもしれません。
DIYでバッテリー交換 バッテリーサイズの確認
先ずバッテリーを交換する際に、自分の車についているバッテリーのサイズを確認する必要があります。
確認の仕方は実際に車についているバッテリーの表示を確認します。
通常のバッテリーの場合は「40B19L」などと書かれているのがバッテリーのサイズになります。
最近の車のアイドリングストップ用のバッテリーなどは「M-42」などと書かれているのがバッテリーのサイズになります。
この画像のような形で表示されています。
アイドリングストップ機能のついている車は必ずアイドリングストップ用のバッテリーを取り付けるようにしましょう。
アイドリングストップ用のバッテリーと通常のバッテリーの違いなどについては別の記事でもまとめているので、興味のある方は参考にしてみてください。
また最近では「DIN規格」といって欧州車規格のバッテリーを使用している場合も多いです。
バッテリーの適合の検索はPanasonicのサイトで確認することが出来ます。
こちらのサイトでバッテリーの適合の確認をすると同時に、実際にとりついているバッテリーのサイズも確認してバッテリーを仕入れるようにしましょう。
バッテリーは端子の向きによって「L」「R」という2種類ありますのそこも間違えないように注意してください。
DIYバッテリー交換に必要な工具
バッテリー交換を行う際には、いくつかの工具が必要となります。
先ずは『スパナ』です。
バッテリー交換で実際に使うのは8mm10mm12mmくらいまでの大きさですが、このようなセットスパナを一つくらいは持っておくと他でも役に立つことがあり何かと便利です。
後は無くてもできますが、『マイナスドライバー』があると交換がしやすくなります。
バッテリー交換に必要な工具は以上です。
どちらの工具もホームセンターなどで仕入れることもできます。
バッテリーを取り外す際の注意点
DIYでバッテリーを取り外す際の注意点があります。
それは「バックアップを取りながら作業をする」ということです。
特に最近の車のバッテリーを交換する際は注意して下さい。
バックアップの事に関しては別の記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
バックアップを取らなくてもバッテリー交換は可能ですが、この作業を怠ると後々面倒なことになる場合があります。
具体的には次のような症状が出たりします。
- エンジンの始動性が悪くなる
- アイドリングが落ち着かない。低すぎる、高すぎる。
- 加速状態が悪くなる
- ナビ、オーディオの設定が初期化される
- 時計が初期化される
- パワーウィンドウのオートが効かなくなる
- 集中ドアロックが効かなくなる
- バックドアが開かなくなる
などです。
バッテリー交換をした際このような症状がでてしまっても復元することは可能です。
しかし、結構めんどくさい作業になる場合もあるため「バックアップをとる」ことは重要なことです。
DIYバッテリー交換方法
先ずはバッテリーを固定しているステーを取り外します。
画像の赤丸部分のナット二つを緩めることで、ステーを取り外すことが出来ます。
8mmか10mmのナットが使われています。
ステーが外れたらバッテリーの端子を緩めます。
緩める際はマイナス側の端子からゆるめて外していきます。
画像の様に10mmのスパナを使い、ナットを反時計回りに回すと緩みます。
マイナスの端子が外れたら同じように、プラス側の端子も緩めて取り外します。
ナットを緩めても端子がなかなか外れない場合があると思います。
その場合はマイナスドライバーを使います。
画像の様にマイナスドライバーで端子の合口部をこじって少し広げてやります。そうすることで隙間が生まれ簡単に外れやすくなります。
端子が外れたら、バッテリーを取り外し新しいバッテリーを取りつけます。
後は逆の手順で端子とバッテリーステーを取り付けていきます。
端子を取り付けるときの注意点なのですが、「端子をターミナルの奥までしっかり入れる」様にしてください。
自分でバッテリーを交換した人の端子を見ると、よく上の画像のような状態で取りついていることがあります。
端子が下までしっかり入っておらず少し浮いている状態になっているのがわかるかと思います。
これだと車を使用しているうちに、振動などで緩んでしまい、接触不良などのトラブルの原因となります。
なかなか奥まで入ってくれない場合は、ドライバーの柄の柔らかい部分でコンコンたたいて入れましょう。
がぞうの様にコンコンとたたいて入れます。その際端子のナットが十分に緩んでいることも確認しましょう。ナットが十分に緩んでいないといくらたたいても入りません。
この画像の様にしっかり奥まで端子を入れるようにしてください。目安としてはターミナルの頭が端子の上から少し出るくらいです。
各端子のナット、ステー取り付けのナットの締め付けを確認します。
一度エンジンを掛け問題なくかかることを確認しましょう。
問題なければ作業終了となります。
DIYバッテリー交換 まとめ
自分でバッテリーを交換できるようになればかなりの節約になります。
例えば今回私が購入した「M-42」というバッテリーはオートバックスで11000円でした。
しかしネットで調べるとこれよりはるかに安い価格で仕入れることが出来ます。
例えば、上で紹介しているバッテリーなら楽天で7500円ほどです。
差額3500円は結構大きいですよね。
この様にしっかりとした知識を身につけDIYで作業を行えば車の維持費用をかなり安く抑えることが出来ます。
交換したバッテリーはカー用品店やガソリンスタンド、車屋で無料で引き取ってくれますので、最寄りの店に電話で一度確認し回収してもらいましょう。
この記事を参考にしぜひDIYでのバッテリー交換に挑戦してみてください。