エンジンオイル交換を自分でリフトなしで行う方法
車を維持するうえで切っても切り離せないのが「オイル交換」ですね。
1回のオイル交換はそれほど大きな金額ではないですが、車を維持していく上でずっとかかってくる費用になります。
オイ交換費用が積み重なることで、結構な金額になりますよね。
「オイル交換を自分で行って、費用を少しでも抑えられたら。」
車を乗っている人なら一度はこのような考えをしたことがあると思います。
でも、たいていの人は諦めてしまって車屋に任せてる人が多いのではないでしょうか。
諦めてしまう理由としては、
『リフトがないし自分で交換はできないだろう』
『どんなオイルをどれくらい入れたらいいかわからない』
『廃油をどうやって処理すればいいかわからない』
などの理由が考えられます。
この様な理由で今まで自分んでオイル交換をあきらめていた人はこの記事をお読みいただき、ぜひ自分でオイル交換作業に挑戦してみてください。
この記事で紹介する方法なら、特殊な工具を使用せず、車一台分の駐車スペースがあればオイル交換を行うことができます。
リフトなしでオイル交換作業 用意する道具道具
オイル交換をする際に必要になる道具を紹介します。
左から、『オイル受け』『14mmメガネレンチ』『マグネットバー』
今回オイル受けはポリタンクを半分に切ったものを使用しています。
容量が5Lくらいあって、車の下に入る高さのものなら何でもオッケーです。
メガネレンチは、オイルを抜く際オイルパンのドレンボルトを緩めるのに必ず必要です。たいていの車は14mmのドレンボルトです。まれに17mmのドレンボルトもあるので、14-17mmのコンビレンチを用意しておくといいと思います。
マグネットバーは、オイル受けに落ちたドレンを拾う際に重宝します。あるといいですが、なくてもオイル交換はできます。
それから、新油を入れるための『オイルジョッキ』です。
これらの道具があればオイル交換を自宅の駐車場で行う行うことが出来ます。
エンジンオイルの選定
エンジンオイルはたくさんのメーカーからいろいろな種類がでており、確かに何を入れたらいいのか結構迷いますよね。
そんなときは、メーカー指定のオイルを入れるのが間違いないと思います。
車の取扱説明書には、どのようなオイルをどのくらい入れればいいか書いてあります。
ヴォクシーの場合はこのように書かれています。
『SN 0Wー20』か『SN 5W-30』という種類のオイルを使うように書かれています。
このどちらかを選べばOKです。
オイルの性能やグレードについてはここでは詳しくは省きますが、
『SN 0Wー20』というオイルは省燃費オイルといわれるオイルになります。
どんなオイルを入れていいか迷ったときは取説を参考にするといです。
別記事で、エンジンオイルの性能などを詳しくまとめた記事があるので興味のある方は参考にしてみてください。
リフトを使わずオイル交換 作業方法
今回はトヨタのヴォクシーを例にして作業方法を紹介します。
先ずは車のハンドルを右に一杯切ってください。
すると画像の様に前のタイヤとボディの間にスペースが出来ます。このスペースをうまく使ってオイル交換作業を行います。
寝そべっての作業になるので、段ボールなどを敷くといいです。
次に、ドレンボルトにメガネレンチをかけてボルトを緩めます。
こんな感じです。自分の方向に引く方に力を入れるとボルトは緩みます。
このときすべて緩める必要はありません。最初に一発が緩んだで手で回るようになればOKです。
ボルトが緩んだらオイル受けをセットします。
ドレンボルトを完全に緩めて外します。このときドレンボルトをオイル受けに落とすようにすれば手は汚れずに済みます。
ゴム手袋をして行えばドレンを落とさずに最後まで緩める方がいいですね。
ポリタンクのオイル受けは今回高さが高すぎて入らなかったのでお釜で代用して受けてます(笑)
すべてのオイルが抜けたら、オイル受けをどかしてドレンボルトを取り付けていきます。
写真をを忘れてしまったのですが、ドレンのガスケットを付けるのを忘れないようにしてください。
これを忘れると、オイル漏れの原因となります。ガスケットはよっぽどぼろくなければ再使用で大丈夫です。新品を買っても数十円なので気になる方は新品を。
まれにオイルパン側にひっついている可能性もあるので注意してください。
手で回せるところまでボルトを回して、最後はレンチでしっかりと増し締めしてください。
オイル抜きが終わったら、新品のオイルを入れます。
入れるオイルの量も取説に書いてあります。
オイル交換時の補充量は「3.9L」と書いてありますので、4L缶が丁度の量となりますね。
オイルを入れる際はエンジンルームにこぼさないように慎重に行いましょう。慣れていない人はここで結構こぼしがちです。こぼすと清掃が面倒なので気を付けてください。
新油が入れ終わったら、オイル量のチェックをします。
レベルゲージにはアッパーラインとロアラインの印が付いています。
このラインの間にオイルが入っていればOKですが、基本的にオイル交換時にはアッパーラインまでオイルが入っているように調整しましょう。
最後にフィラーキャップをしっかりしめたら作業完了となります。
オイル交換時の廃油処理方法
オイル交換の際に出た廃油は、ガソリンスタンドや、車屋にもっていくと大体が無料で引き取ってくれます。
というのも、廃油っていうのは廃油業者が無料で持っていてくれるからです。あなたのオイル分が増えたからといって車屋にはなんの負担もありません。特もありませんが。
お世話になっているところがあれば話をしてみましょう。
オイルを持っていくのは気が引けるって方は「オイル処理ボックス」を使うのがいいと思います。
このようなボックスでここにオイルを抜けば中の吸収材がオイルを吸収してくれます。
後はそのまま燃えるゴミにポイでオッケーです。
リフトなしでオイル交換 まとめ
オイルメンテはDIY整備の中でも、ぜひ挑戦してみてほしい部類ですね。
自分の車のオイルがどれほど汚れているかなどの状態を知ることで、自分の車の状態がわかるし、自分で新しいオイルを入れてやることで愛車への愛着も増すと思います。
それから、車の取説って結構いろいろなことが詳しく書かれています。車を買っても目を通さない人も多いと思ますが、DIY整備をする上で結構大切な情報とかものっていますので、ぜひ一度目を通してみてください。
この記事を参考にしていただき、オイル交換に挑戦していただければ嬉しく思います。
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