車両系建設機械(整地等)技能講習 習得にかかった費用や難易度について




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車両系建設機械(整地等)の運転技能講習を受けてきたので、実際にかかった費用や試験の内容、難易度などを紹介していきます。

車両系建設機械(整地等)で操作できる機械は主に、バックホウ、ブルドーザー、グレーダー、トラクターショベルなどがありますね。

いわゆる土木重機などといわれる機械が多く当てはまるかと思います。

どれも土木工事作業に欠かせない機械になっております。

バックホウ ブル

近年どの会社でもコンプライアンスなどが厳しくなり、このような技能講習の需要は高まっていると思います。

実際に講習を受けてきた感想などをまとめていきますので参考にしてみてください。ちなみに、私が講習を受けたところは日立建機系の教習所ですのでそちらをベースにまとめてます。

車両系建設機械(整地等)技能講習 習得費用について

習得費用については、実務経験があるか大型特殊免許を保有しているかによって大きく違います。

大型特殊免許も実務経験もない人と、大型特殊免許を保有している方の習得費用は倍以上の費用の違いが生まれます。

また、習得にかかる教習時間も倍以上違います。

大型特殊免許を保有していれば、時間も費用も大幅に短縮できます。

未経験だと習得にかかる日数が6日間なのに対し、大型特殊の免許があれば2日で済みます。

特にここでは大型特殊免許の保有について詳しく紹介していきます。

まず、車両系建設機械(整地等)技能講習を習得する際、実務経験の有無が問われます。

実務経験とは車両系建設機械(整地等)の特別教育が修了していてかつ、半年間の実務経験が必要となります。

ですので、これを証明する書面を会社などに用意してもらう必要があります。

実務経験を経ての車両系建設機械(整地等)の習得費用は大型特殊を保有している方の費用と大きな差はありません。

この特別教育を修了し実務経験を経るというのが、一番メジャーな習得方法になるかと思いますが、それだけの手間と時間がかかってしまいます。

それに対して、大型特殊運転免許ですがこれについてはいわゆる『一発試験』で取得することが出来ます。

 

大型特殊

 

大型特殊の免許ならば18歳以上の方ならだれでも受けられるうえ、普通自動車の運転免許を持っている方なら、学科試験は免除で実技試験のみとなります。

一発試験とは免許センターで受験する試験のことになり、「そんなの受からないんじゃないの?」と思われる方も多いかと思います。

しかし、大型特殊の一発試験は他の試験に比べると非常に受かり安い資格になっています。

実際私も一発試験を受けて、一発で受かりましたし、周りの人たちも一発で合格したという方が大勢いいます。

こちらの記事では私が実際に受験した際に気を付けたポイントや感想などをまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

一発で受かることが出来れば6100円で大型特殊の免許が取得可能です。

すでに実務経験を経ている人は別ですが、そうでない場合はぜひ大型特殊免許を取得してから車両系建設機械(整地等)技能講習を受講することを強くお勧めします。

それに、車両系建設機械(整地等)を仕事などで運転される方はいずれは大型特殊免許が必要となるはずです。

車両系建設機械(整地等)技能講習 習得難易度について

 

車両系建設機械(整地等)の難易度についてはほぼゼロといっても過言ではないでしょう。

なぜなら、知っている方も多いかと思いますが、技能講習は受からせるための試験だからです。

なので、落ちる人ってまずいません。

というか、おそらく最終日の講習に出席した時点から終了証の作成が始まっていると思います。

私が受けたときも15人中15人全員が合格しました。

とはいっても、一応学科試験と実技試験があります。

車両系建設機械(整地等) 学科試験について

学科試験の内容はは車両系建設機械(整地等)の一般知識、力学電気、法令となります。

機械構造等の学科は未経験のかた以外は免除となります。

試験の内容もめちゃくちゃ簡単な内容ですね。

よくあるマークシートで、正しいものや誤っているものにマークをするといった形です。

私が受けたところは4択からの選択問題でした。

一応合格点がありますが、ここで落ちる人はまずいないと思います。

講義を一切聞かないでぶっつけ本番でも受かるでしょってくらい常識的な問題しか出ません。

学科試験は何の心配もいらないと思います。

車両系建設機械(整地等) 実技試験について

実技試験の方もそれほど難しいものではありません。

安全確認や、掘削作業などの課題があります。

実技試験で一番気を付けなければならないのが、アームの操作方式がJIS規格になっているということです。

重機を普段乗り慣れている人は、日立小松式のレバー操作に慣れてしまっていると思います。

このJIS規格の操作レバーは左側のレバー操作が逆になります。

なので、いつもの感覚で操作するとアームを引き込もうとすると旋回し、旋回しようとするとアームが動いてしまいます。

これは慣れていればなれている人ほどつらいですね。なんだか、法律で決まっているらしく技能講習ではJIS規格方式での検定になるそうです。これは変えられません。

恐らく、3回~4回ほど練習する時間があると思うので、その中で慣れるしかありませんね。

最初は戸惑うかもしれないですが、まあ何とかなっちゃうと思います。

検定というと、やっぱり少し緊張はしますけど落ちついて練習時間にしたことを実践すればまず問題ないでしょう。

両系建設機械(整地等)技能講習 まとめ

これから車両系建設機械(整地等)技能講習を受けようとしている方は、まず大型特殊免許の取得をされることを強くお勧めします。

大型特殊免許はポイントさえ注意しとけば意外と簡単にとれちゃいますので。こちらの記事も参考にしてみてください。

講習って無駄に時間がかかるのでそこが一番めんどくさいんですよね。

試験の難易度は説明した通り、ほぼゼロだと思うので、そこは安心してください。

バックホウ

この先ますます、コンプライアンスなどの問題がうるさく騒がれる時代になると思いますので、必要な資格はしっかりと習得しておくようにしておいた方がよさそうです。

 

この記事へのコメント

  1. たけやん より:

    大型自動車免許を持っていて尚且つ小型建設機械特別講習修了者だと
    これも、大型特殊自動車免許を取得している方のように免除項目が
    多いのでしょうか。

    1. ぱるかん ぱるかん より:

      コメントありがとうございます。
      大型免許は免除に関係ありませんが、特別教育は免除項目に関係する場合があるみたいです。
      受講を予定している最寄りの教習所に確認してみるのがいいと思いますよ。

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