ブレーキを踏むと異音がする ギー音、ゴー音など 原因と修理
はじめに、自動車のブレーキ鳴きには異常な鳴きと正常な鳴きがありますのでしっかりと切り分けることが大切です。
この記事では異常なブレーキ鳴きの原因と対策を詳しくまとめています。
自動車のブレーキ鳴きは構造上どうしてもゼロにはできません。
正常なブレーキ鳴きの原因などについては別の記事でまとめていますのでそちらを参考にしてください。
正常なブレーキ鳴きとは、ブレーキを踏んだ時に『キー』という甲高い音が鳴ることです。正常なブレーキ鳴きならば、対策をする事である程度抑えることが出来ます。
異常なブレーキ鳴きとは、正常なブレーキ鳴きとは音が明らかに違うのでわかると思います。『ギー』や『ゴー』といったいつものブレーキ鳴きとはまた違う異音がするものです。
異常なブレーキ鳴きが発生している場合は、ブレーキ性能に影響がある場合があるので、早急に対策をすることが重要です。
異常なブレーキ鳴きの原因と修理方法などを詳しくまとめていきます。
異常なブレーキ鳴き、異音の原因
異常なブレーキ鳴きの原因として一番多いのが、ブレーキパッドの摩耗です。
画像は新品のブレーキパッドと異音が発生していた車から取り出したブレーキパッドです。
異音がしていたブレーキパッドの方はパッドの部分が無くなっており、完全に地金が露出してしまっています。
この様な状態になっても乗り続けてしまうと、金属と金属でブレーキをかけることになってしまうので当然異音が発生してしまいます。
上の画像はブレーキの地金が露出してしまった状態で使い続けたことで、ブレーキローターまで以上に摩耗してしまった画像です。
この様な状態なると、ブレーキは正常な状態とは言えなくなりますので、ブレーキをかけたときにギー音やゴー音などの異音が発生する原因となります。
ブレーキパッドの減り方は車種や乗り方によって若干差は出てきますが、今回の場合12か月点検や車検時のメンテナンスなどを怠った事が主な原因と考えられます。
異常なブレーキ鳴き、異音 修理
今回のような状態のブレーキは、ブレーキパッドと、ブレーキロータの交換が必要となります。
この場合、修理費用も高額となり、修理費用は車種によっても変わりますが10万円近い出費となってしまいます。
この様にブレーキローターも新品に交換する必要がありますので、高額な修理費用になることが多いです。
なれている方ならDIYでの交換も可能だとは思います。DIYで行うことで工賃の20000円近い出費を抑える事が出来ます。
ブレーキローターの取り外しはキャリパーサポートを取り外せば、取り外すことができます。
ブレーキローターを外す際は、ほとんどの場合が錆などの固着により外れにくいかと思います。
その場合は下の画像の様に、ボルトを使って取り外します。
赤丸部のボルトを締めていくことによって、徐々に固着してしまったブレーキローターの固着を解除していきます。
ブレーキは車の装置の中でも最も大切な物ですので、むやみに自分で整備することはおすすめしませんが、しっかりと正しい知識と技術をもって行えばそこまで難しくはないはずです。
ディスクロータの交換方法は別記事でもくわしく紹介していますので参考にして下さい。
ブレーキを踏むと異音がする まとめ
ブレーキ異音を防ぐには、まずは日頃のメンテナンスをしっかりと行うことです。
メンテナンスをしっかり行い、ブレーキパッドを早めに交換する事が出来れば、ブレーキローターを傷めずに済むので、出費も抑えることが出来ます。
ブレーキパッドの交換は車屋に依頼した場合、おおよそ15000円ほどになるかと思います。
ブレーキパッドの交換については別記事でまとめていますので参考にしてください。
メンテナンスをしっかり行うことは、車の安全にもお財布の出費を抑えることにもつながるのでとても大切なことです。