車エアコン効きが悪い コンデンサー内部つまり 点検修理




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この記事では車のエアコン効き不良の修理内容についてまとめます。

車のエアコンの効き不良には、いくつかの原因が考えられます。

この記事ではいすゞエルフのエアコン効き不良を修理した内容をまとめます。

エアコンサイクルの知識、技術は車種関係なく一緒ですので、参考にしていただければと思います。

ガス圧点検 高圧のみ異常に高い

まず、現状確認を行います。

エアコンをオンの状態にすると、コンプレッサーのマグネットクラッチが入り若干の冷たい風は出てくる状態でした。

次にマニホールドゲージを使いガス圧を点検していきます。

ガス圧の点検結果 低圧側1.5kg 高圧側25kg

点検の結果高圧側のみ異常に圧力が高くなっていることがわかります。

このことから、高圧配管側につまり等何らかの異常があることが予想できます。

この時、コンデンサの電動ファンが常に動いていることに気が付きました。

 

ひとまずコンデンサ周りを点検してみます。

コンデンサ

コンプレッサーから圧縮されたガスがコンデンサに入って(赤い矢印)、

コンデンサの内部を通り冷媒がフィンで冷やされ、出口から出てきます(青い矢印)。

赤い矢印付近のパイプを手で触ると、素手では触れないほどに加熱しているのがわかりました。

出口付近のパイプを触ると、ほぼ常温でした。

正常の状態ならば、出入り口で若干の温度差はありますが出口付近のパイプも熱くなります。

このことからコンデンサ内部でつまりを起こしていることがわかります。

低圧側のガス圧が負圧を指しておらず、若干の冷たい風が出てくることからつまり気味と予想できます。

また、このコンデンサはレシーバータンクと一体型になります。

レシーバータンク

通常エアコン修理を行うときはレシーバータンクも同時に交換します。

この車種は一体型のコンデンサーなので自動的に同時に交換されます。

コンデンサーの交換修理 ガス補充

コンデンサーを交換します。

10ミリのボルトでとまっているだけで簡単に交換できます。

乗用車などは場合によってはバンパーを外す必要があります。

コンデンサー

新旧コンデンサの画像です。見た目ではつまりはわかりませんが、入り口から息を吹き込んでやることで、通り具合が違うのでつまりがあることがわかります。

このコンデンサーはレシーバー一体型ですが、レシーバーのフィルタのみの交換ができます。

レシーバー フィルター

コンデンサーを交換しない場合のエアコン修理の時はこのフィルターのみ交換します。

フィルターのみ交換して、正常に動作するようになる場合もあるので、まずはフィルターのみ交換してみるのもありかもしれません。

フィルターの値段は約4000円になります。

 

新しいコンデンサーをつとりけて、真空ポンプで真空引きを実施します。

真空保持状態が良好ならば、エアコンのガス漏れはないものと判断できます。

ガスの補充を行います。エルフの場合はエアコンガスは2本くらいが適量かと思われます。

エアコンガスを補充後、ガス圧の点検を行います。

エアコンガス圧

ガス圧点検結果 低圧側2.0kg 高圧側13kg

ガス圧正常

ガス圧が正常の値を示し冷え具合もばっちりです。コンデンサーの電動ファンも常時回ることなく、必要に応じて回るようになりました。

室内のエアコンフィルターの目詰まりがあったので清掃しました。

まとめ

エアコンの冷え具合が悪いからと、安易にガス補充を行う方がいますがガス不足だけが原因とは限りません。

今回がよい例です。

このほかにもエアコンの効き不良は様々な要因が絡んでいる場合があります。

このブログではほかにもいろいろなエアコンの不具合修理内容をまとめているので、参考にしていただければと思います。

 

エアコンの冷え不良はマニホールドゲージを使い車の状態をよく点検すれば、不具合の主原因を探ることができます。

確実な点検を行い主原因をしっかりと修理し完治させることが大切です。

 

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