タイヤローラー 散水ノズルから水が漏れる 応急修理
日立建機製のタイヤローラーの散水から水が漏れて水圧が上がらずタイヤ散水が出来ないということで現場に向かいました。
CP202Wというだいぶ古い型式のタイヤローラーです。
現象確認
現場に到着し現象確認をすると、フロントのタイヤ散水ノズルの4個中1個が破損しているのが分かりました。
散水モーターのスイッチをONにすると、破損したノズルから水が漏れ出てしまい、水圧がかからず散水できない状態となっていました。
修理内容
今回は、現場修理ということもあり新品ノズルの替えはなかったので、破損したノズルを取り外しそこに栓をして応急的に対策することここしました。
同じ系のボルトにシールテープを巻きパイプに取り付けました。
この箇所からは散水されなくなりますが、真ん中のタイヤは2か所から散水されるようになっているため、散水が完全になくなるわけではありません。
他のノズルに水圧がかかるようになり応急的に使用できるようになります。
お客様にはこの状態で使用できるかということを確認し、大丈夫ということだったのでこの状態で使用してもらうこととなりました。
まとめ
散水系の水漏れは冬季になると、水抜き不足による凍結でよくパイプなどが破損しそこから水が漏れ使用できなくなってしまうことがあります。
また、散水モーターが凍結したままスイッチを入れることで、過負荷がかかりヒューズ切れなどを起こして使用できなくなることもあります。
今回はノズルの破損でしたので、おそらく運転中にぶつけて破損させてしまったのではないと思われます。
このような場合は応急的に修理をしてとりあえず使える状態にし、新品のノズルを注文して、届き次第交換するのがベストだと思います。