古いナビにBluetooth機能を後付けする方法 スマホとナビをワイヤレス接続
最近のナビにはBluetooth機能がついており、スマホの音楽をワイヤレスで飛ばして聴くことが出来てとても便利です。
古いナビやグレードの低いナビにはBluetooth機能がついていないことがあるため、いいなあと思っていても昔ながらのFMトランスミッターで我慢していたり、諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。
実は、ほとんどの古いナビにもBluetooth機能を後付けすることが可能です。
しかも今の時代、ネットショッピングなどを利用するればとても安価に簡単に取りつけることが出来ます。
この記事ではBluetooth機能を後付方法を詳しく紹介していきますので参考にしてください。
Bluetooth機能後付けに必要な機器
Bluetooth機能を後付けするために、必要になる機器がいくつかあります。
・【Bluetoothレシーバー】
こちらはスマホとペアリングしてスマホからの音声をイヤホンジャックから出力するためのものです。
電源はUSB電源を使用しますので、車にUSB充電ポートがない場合は取り付ける必要があります。
USBポートの増設はこちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。
USB用の電源はナビ裏のアクセサリー配線から取り出すようにして、最後はすべてナビ裏に隠せるようにすると、配線などごちゃごちゃにならずスマートです。
・【外部入力端子】
外部入力端子は元々ついている車とついていない車があります。
AUXという名前でついているものがあればOKです。
外部入力が付いていない車は、このようなケーブルがありますので取りつけます。上のものはトヨタ純正ナビのものです。それぞれのナビに合った外部接続用ケーブルを用意します。
さらに、こちらの3色ケーブルからイヤホンジャックに変換するケーブルが必要になります。AUXがついていて、元からイヤホンジャックがついている車はそちらを利用するので必要ありません。
接続部のオスメスを間違えないようにしっかり確認しながら購入しましょう。
Bluetooth機能を後付方法
ナビを取り外して、ナビ裏のコネクタに必要なケーブルを取り付けていきます。
ナビまわりのパネルを外し際はカロッツェリアのサイトを参考にするといいと思います。車種を選択して『フィッティングガイド』→『取り外し分解図』から車種ごとにわかりやすく掲載されています。
先ずは、外部入力用のケーブルを取り付けます。
コネクタは挿さるところにしか刺さらないので間違えることはないと思います。
3色ケーブルからイヤホンジャックに変換するケーブルを取り付けます。
この場合、接続するのは赤白のみで黄色ケーブルは映像用なので使用しません。
BluetoothレシーバーをUSBポートに取り付けます。
イヤホンケーブルをBluetoothレシーバーと外部入力端子にそれぞれ取り付けます。
接続部分や、使用しない黄色ケーブルにはビニールテープを巻いておくことで抜け防止とノイズ防止になります。
これで各機器の取り付けは完了です。
ナビを元に戻す前に動作確認を行いましょう。
車のエンジンをかけたときBluetoothレシーバーの電源が正しく入ることを確認します。
ナビのオーディオメニューを外部入力に合わせます。
次にスマホのBluetooth設定で、Bluetoothレシーバーとペアリングをします。
上で紹介したものと同じBluetoothレシーバーならば『BT_DONGLE』という名前で表示されます。
ペアリングが正常にされたら、音楽アプリでなどで音楽を流し正常に音楽が流れればたたしく取り付けできています。
配線をすべてナビ裏に収納しナビやパネルをもとに戻し作業完了です。
Bluetoothレシーバーをナビ裏に収納するくらいではBluetooth通信には影響ないと思います。
純正と後付けBluetooth機能の違い
純正のものと後付けのBluetooth機能の違いとしては。
・ナビ側で音楽の早送り等が出来ない
・ナビに曲名等が表示されない
・Bluetooth電話が出来ない(マイクがないため)
などがあります。
あくまでも『スマホの音声を車のスピーカーから流す』という機能になります。
最初にペアリングをしておけば、次から車のエンジンをかけると自動でペアリングされるのでいいですね。
スポティファイやアップルミュージックなどスマホの音楽を車で聞くことがになります。
まとめ
Bluetoothを後付けしてスマホの音楽を聴く場合、FMトランスミッターと比べて雑音等もないですし、あきらかに音質は向上します。
イヤホンジャックにケーブルを挿す手間もなくなります。
かなり安価で、しかも簡単に取り付けることが出来る物ですので、いままであきらめてしまっていた方も是非挑戦してみてください。
わずか数千円で古くなってしまったナビも今時の新しいナビに生まれかわります。
また古いナビにHDMI機能を後付けする方法も紹介しています。
YouTubeなどの映像を楽しみたい方はこちらも参考にしてみてください。