日産純正ナビ 走行中TVを視聴可能にする方法 DIYで簡単作業!
日産車の純正ナビで走行中テレビを見ようとすると、走り出した瞬間に音声のみに切り替わってしまうようになっています。
この画面ですね。
最近のナビはせっかく地デジが見れたり、DVDが見られたりするのにこれじゃ意味がないですよね。
誰しもが走行中TVを見られるようになったらいいなと考えるかと思います。
日産の純正のナビはそのままでは走行中TVなどを見ることはできない仕様になってますが、ナビ裏の配線にある簡単な細工をしてやることで、実は簡単に走行中のTV視聴が可能になります。
最近では走行中TVを視聴できるようにしてくれる車屋や業者も増えてきています。しかし、この作業を頼むとなると10000円近い作業料を請求されるところがほとんどだと思います。
DIY整備でTV視聴をできるようにすることの最大のメリットは、ほとんどお金をかけずにTV視聴が出来るようになることだと思います。
実際数百円で走行中TV視聴が可能になります。これはやらないわけにはいかないでしょう。
DIY作業にあまりなれていない人でもかなり簡単にできる作業になっているので、この記事をよく読んでいただきぜひ挑戦してみてください。
このページの目次
走行中TV視聴を可能にする方法 配線カットver
これから紹介する方法は配線をカットして行う方法になっています。
カットする配線はたったの1本ですので、誰にでもできる作業です。
この記事をしっかりと読んで落ちついて作業していただければ迷わずにカットできるかと思います。
また、カットする配線はナビに接続されている配線なので、ナビの取り外しが必要となります。
ナビ回りのパネルの外し方はカロッツェリアのサイトを参考にするといいと思います。車種を選択して『フィッティングガイド』→『取り外し分解図』から車種ごとにわかりやすく掲載されています。
やったことない方にとっては難しそうにかんじるかもしれませんが、やってみると案外簡単にできてしまいます。
そして今回カットする配線についてですが、『パーキング信号線』という配線をカットします。
そして、カットした配線をアースに落とすことでTV視聴が可能になります。
分かりやすく順番に説明していきます。
ナビを取り外し 配線を確認する
ナビまわりのパネルを外したら、4本のねじを緩めてナビを取り出します。
画像の車種はADバンになります。赤丸部のネジが反対側にもあるので外します。
ネジが4本外れるとナビを引っ張りだすことが出来るようになると思います。
上の画像の様にナビ裏のコネクタを確認できるようになるかと思います。
ここで、カロッツェリアのサイトの車種別『カーナビ接続情報』をもとに「パーキング信号線」があるコネクタを探します。
コネクタの形や配線の本数、何番目の何色の配線かまでとてもわかりやすく紹介されています。
最近の日産車は12Pのコネクタの7番目の位置にパーキング信号線が入っていることが多いようです。
配線の色は車種によって結構異なるので、しっかりと確認してください。
上の画像はADバンのパーキング信号線です。コネクタは8Pで配線の色は青黄色でした。
他の配線と混ざってわからなくならなうよう、画像の様に一本端に出しておきましょう。
今回カットする配線はこの配線になります。
加工用の配線を制作する
パーキング信号線をカットする前に、加工用の配線を一本作ります。
上の画像のような配線です。
配線の端にエレキタップともう一方の端にアース端子を取り付けた配線です。
このエレキタップとは配線を分岐させることが出来るめちゃくちゃ便利なやつです。
DIY整備では必須の備品になるのでいくつか予備で持っておくといいと思います。
エレキタップは、分岐タップ、エレクトロタップなどと呼ぶこともあります。
アースコードも予備でいくつかあっていいと思います。
また、このような配線イジリをする際には、『電工ペンチ』 という工具があるととても便利です。
電工ペンチの使い方などを詳しくまとめた記事もあるのでそちらも参考にしてみてください。
配線の作成が完了したらいよいよ配線をカットしていきます。
パーキング信号線のカット
配線をカットする前にあらかじめ見つけておいたパーキング配線に、先ほど作成したエレキタップのもう片方をかませます。
画像の様にパーキング信号線に「パチン」と音がするまでしっかりととりつけます。
そのままアースの方はナビ横のステーのネジなどと一緒に共締めします。
こんな感じですね。これがいわゆる『アースを取る』という作業になります。
車の金属部分はすべてがバッテリーのマイナスに繋がりますので、これでアースが取れた状態になります。
そうしたらいよいよ配線のカットです。
先ほどのエレキタップのすぐ隣、車両側のパーキング信号線をカットします。
上の画像を参考にしていただきカットする箇所を間違えないようにしてください。
カットするのはエレキタップより車両側の配線です。
ここを間違えると意味がないのでよく確認して慎重に行いましょう。
最後にカットした車両側の配線にビニールテープを巻きしっかりと養生しましょう。
これでパーキング信号線がアースされた状態になりました。
へたくそな手書きで申し訳ないですが、簡単な回路図を書きました。
この図の通り、カットする配線は車両側の配線です。
参考にしていただければ嬉しいです。
この作業をすることによって、ナビに常にパーキングが入っている状態だと判断させることができ、走行中のTV視聴が可能になります。
とても簡単な作業ですよ!
走行中TV視聴を可能にする方法 TVキットver
走行中テレビを見られるようにしたいけど、配線をカットしたり加工したりするのが嫌だという人もいると思います。
そんな方にはネットなどでも市販されている『TVキット』を使用することをおすすめします。
「日産ナビ TVキット」などで検索するとたくさん出てくると思います。値段もピンキリでどれを買えばいいのか迷われるかもしれません。
しかし、TVキットてどれもやっていることは同じで最初に紹介した、パーキングをアースするというのを配線をカットせず行えるようにしただけのものです。
なので、一番安いのを探して買えばいいと思います。
日産は車種によって8P、12P、24Pのコネクタがあるので適合をよく確認し購入するようにしましょう。
大体、販売業者に問い合わせれば適合を確認してくれると思います。
この様なTVキットは大体2000円前後が相場ですかね。
使い方は簡単で、パーキング信号線が入っているコネクタとナビのコネクタの間にTVキットをかませ、アースを同じようにナビ横のボルトに共締めして完成です。
これを使えば失敗することは絶対にありえませんし、配線の切断がないためもとに戻すことが可能です。
走行中TVを視聴可能にする方法 まとめ
どちらの方法でやるにしても、作業自体はとてもかんたんにできます。
私のおすすめは圧倒的に配線をカットする方法です。何より低コストで済みますから。
DIYで作業することで、10000円以上の費用を浮かせられるとなればやらない理由がないと思います。
DIY整備などをやったことがある人は余裕で作業できると思いますし、やったことなくて不安に思う人もやってみると案外簡単にできてしまいます。
走行中TVを見られるようにすれば、長距離ドライブが快適になるし、なにより子供がおとなしく車に乗ってくれるので助かります。
この記事を参考にしていただきぜひDIYで作業してみてください。
ちなみに、トヨタ純正ナビの走行中TV視聴方法を別記事でまとめています。
トヨタ車で作業する場合は、こちらも参考にしてください。
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