パワーウィンドウが動かない不具合 レギュレータの交換と費用
10系ヴィッツ運転席側パワーウィンドウが動かない不具合です。
パワーウィンドウ不具合 症状確認
運転席側のパワーウィンドウを下げようとしたところ、ガチャガチャと音を立てて、ガラスがそのまま動かなくなってしまいました。
半分ほど開いた状態で動かなくなった状態です。
パワーウィンドウのスイッチを操作すると動こうとしていることから、パワーウィンドウモーターやパワーウィンドウスイッチの不具合ではないということがわかります。
こういう場合は内貼りをはがして中の状況を確認します。
画像は運転席ドア内部にカメラを入れて撮影したものです。
車のドアにはサービスホールがいくつか開いていますのでそこから、パワーウィンドウレギュレータの状態を確認します。
画像では分かりにくいですが、パワーウィンドウレギュレータ―が破損してしまっているのが確認できました。
パワーウィンドウレギュレータは単体で交換が出来ますので、交換となります。
パワーウィンドウレギュレータの交換
パワーウィンドウレギュレータの交換には、ガラスをレギュレータから取り外します。
ドアについているビニールは防水用ですので、再利用できるようにきれいにはがします。
ガラスは10㎜のボルト二本でと待っていると思うので、いくつかあるサービスホールから取り外しましょう。
レギュレータ―をドアから取り外していきます。レギュレータ―はドアに10mmのボルトで固定されています。大体どの車のでも6か所くらいで固定されてるばあいが多いです。最後にモーターにつながるネジを取り外します。
レギュレータが外せる状態になったら、サービスホールから抜きます。
この様に一番大きなサービスホールから取り出します。
取り外したパワーウィンドウレギュレーターです。この後はモーターを移植していきます。
その前にレギュレーターの破損部分の確認をしてみます。
アームの部分がちぎれてしまっています。おそらく経年劣化などが主な原因だと思います。レギュレータのアームがちぎれてしまったことでパワーウィンウィンドウが正常に動かなくなっている状態でした。
それでは、パワーウィンドウモータを移植します。
モーターはトルクスのねじ3本で固定されています。外した瞬間レギュレータがばねで戻されますので注意してください。
この時代のパワーウィンドウモーターはリセット作業が必要となりますので、リセット方法を紹介します。
モーターを単体でコネクタにつなぎ、パワーウィンドウスイッチをつないでモーターを動かせる状態にします。動かせる状態になったら、UP動作を6回以上(4秒以上)空回りさせます。
これでパワーウィンドウのリセット作業は終了です。パワーウィンドウモーターの取り付けは、中間の位置で取り付けます。
後は、パワーウィンドウレギュレータをドアパネル内に戻して復元していけば完了です。
パワーウィンドウが正常に動くようになったことを確認してください。
パワーウィンドウレギュレータ交換 費用
パワーウィンドウレギュレーターの交換は部品代が7000円くらいになることが多いでしょう。
取り換えの工賃としては8000円くらいになることが多いかと思います。
なのでパワーウィンドウのレギュレータ交換を車屋に依頼した場合は15000円くらいの修理費用がかかります。
パワーウィンドウモータに不具合がある場合は部品だけで30000円くらいしますので、高額になってしまいます。
パワーウィンドウレギュレータ交換 まとめ
パワーウィンドウのレギュレータ交換はある程度自分で整備作業をやったことのある方なら、DIY整備で交換が出来ます。
自分で交換作業ができれば工賃分の8000円が浮く形になりますので、結構な金額を浮かせる子tが出来ますよね。
この年年式の車は、電装関係の部品などがちょいちょい壊れてきますね。
10ヴィッツはしっかりと直しながら乗ってあげれば、車体がかなり軽いので結構調子よく走ってくれるんですよね。