カーエアコンガス漏れ 高圧オースからの不思議な漏れ方紹介
カーエアコンのガス漏れ修理をしていたところ、不思議な漏れ方を発見したので紹介します。
カーエアコンのガス漏れの多い個所として
・ホースの継手部分Oリング劣化
・コンデンサー本体
・エバポレータ―
などが主な原因として考えられます。
実際に修理をしていると、漏れがある箇所は上記のどれかであることがほとんどです。
しかし今回は不思議な漏れ方をしているものを発見しました。
なかなか漏れ箇所の特定が出来ず苦労してやっと見つけた漏れ箇所です。
それが上の画像の状態でした。
これはコンプレッサー高圧側出口~コンデンサーへ向かうホースになります。
パイプかしめの下のあたりから規則正しく5カ所ほど漏れ箇所が並んでいるのがわかるでしょうか。
これはエンジンが掛かっていない通常の圧力の状態では漏れ出てきません。
また、目視で確認できるような穴も開いていません。
この状態で2~3日ほどでほぼ全量のガスが抜けてしまう状態でした。
あらかじめ蛍光剤を入れておいて、抜けては点検し補充してを3回ほど繰り返しやっと発見することが出来ました。
ガスが入った状態でエンジンをかけて、コンプレッサーを回し圧力がかかると漏れ出してくる状態でした。
まさかこんなところから漏れ出してくるとは思ってもいなかったので、発見修理にかなりの時間がかかってしまいました。
ホース屋さんになぜこのような漏れ方をするのか聞くと、ホースの劣化だそうです。
ホースを交換して漏れがとまりやっと修理完了となりました。