いすゞ エルフ ハザード点きっぱなしになる 点検整備
いすゞエルフでハザードが付きっぱなしになってしまうという不具合の点検整備をした記録です。
走行距離75000km
参考にしていただければと思います。
不具合現象確認 ハザードが付きっぱなしになってしまう
ハザードスイッチを押していないのにハザードランプが点滅したままになってしまいます。
ハザードスイッチは押すと押されたままの状態になるタイプのものでもう一度押すと、ボタンが戻りハザードがOFFになる対応です。
スイッチのON、OFFに関わらず、ハザードが点滅したままになります。
キーをOFFの位置にしても症状は変わりません。
このような不具合の場合、スイッチの接点不良やフラッシャーリレーの不具合などが考えられます。
故障探求トラブルシュート
とりあえずパネルを外して、ハザードスイッチの点検をしてみます。
特に異常は見られませんでした。
ハザードスイッチの点検をしていると、不具合現象が消えたり、再現されたりを繰り替えしたりすることがありました。
そのうち、ハザードスイッチ裏の配線を手で動かしたりすると、現象が出たり消えたりすることが分かりました。
配線をよく点検してみると、配線の被覆が一部剥けてしまっているのを発見しました。
画像ではちょっと見にくいですが、赤丸の部分です。
剥けているところの電圧を計ってみると、常時24Vきているようです。
試しに、配線をアースとつないでみると、ハザード点滅することが分かりました。
今回不具合の原因は、ハーネスの被覆が剥けたことで芯線がボデーと接触し、ハザード点滅しっぱなしになっていることが分かりました。
被覆をビニールテープで多い修理完了です。
その後パネルをもとに戻して、動作確認。
正常復帰しました。
被覆が剥けた原因は恐らく、ハザードスイッチの下にシガーソケットがついており、その配線からドラレコ用の電源をとっていました。
恐らくドラレコの取り付け作業を行ったときに、配線の被覆に傷をつけてしまったものと思われます。
まとめ
ハザードが点きっぱなしになる不具合は、それほど多くはなく珍しい不具合かと思います。
不具合症状が出たり出なかったり、したので少し戸惑いました。
今回たまたま、すぐにわかる配線の被覆剥けだった為、ドツボにはまらずスムーズに修理を行う事が出来ました。