ドラレコリヤカメラを車外に取り付ける手順 セダン編
ドラレコを取り付けるのが当たり前になってきたここ最近ですが、中でも前後監視のドラレコを取り付ける方が多くなっています。
通常リヤのカメラは室内に取り付けることが多いかと思いますが、中には車外に取り付けを行いたいという方もいるかと思います。
リヤカメラを車外に取り付ける場合、室内に取り付るよりも多少難易度が上がります。
この記事ではドラレコのリヤカメラを車外に取り付ける際の手順について解説しますので、参考にしていただければと思います。
今回取り付ける車種はマツダアテンザセダンになります。
このページの目次
リヤカメラを車外に取り付けるメリットデメリット
リヤカメラを車外に取り付けるメリットとデメリットについて考えてみます。
車外に取り付ける最大のメリットは映像がよりクリアに撮影できることだと思います。
室内に取り付けると、ガラスを一枚挟むため、場合によっては雨の日の水滴や熱線などが映り込む可能性があります。
夜間などでは光の反射の影響があるため、車外に取り付けた映像の方がより綺麗にとれると思います。
また、最近のドラレコはバックと連動させることでバック映像に切り替わるタイプの物が多くなっています。バックカメラが付いていない車を乗っている場合、併用して使用することができるので車外に取りつけると純正バックカメラの映像の様に使用できます。
デメリットとしては、取り付ける手間が多くなることです。
防水機能が必須なので取り付けできるカメラの種類が限られてくるといったことでしょうか。
雨の日にレンズに水滴がついてしまうと映像の品質に影響が出る場合があります。
ちなみに、セダン系の車で室内に取り付けると、映像の半分にトランクルームが映り込んでしまう可能性があります。
窓ガラスにスモークフィルムなどを張っている場合は、窓ガラスに張り付けると重みで剥がれてきてしまいますので注意して下さい。
こういった車に取り付ける場合はリヤカメラを車外に取り付けることを検討してみるといいでしょう。
リヤカメラを車外に取り付ける手順
カメラ取り付けの位置決め
リヤカメラを社外のどの位置にとりつけるかを決めましょう。
リヤカメラを車外に取り付ける際は、ほとんどの場合が上の画像の丸印の場所、ガーニッシュ部に取り付けることが多いかと思います。
ガーニッシュ取り外し
先ずは、トランクの内貼りをはがしていきます。
トランクの内貼りは多数のクリップでついています。
クリップ外しなどの工具があるとスムーズにクリップを割らずに外すことが出来ます。
内貼りが外れたら、トランクのステー部分も同じように外します。
今回カメラの配線などはここの内側を通していきます。
内貼りがはがれるとトランクドアの内側が見えますので、ガーニッシュを止めているナットを外します。
大体どの車も3~4つくらいのナットで止まっていると思います。
ナットが外れると、後は爪などで止まっているだけなので、内側からツメを逃がしたり、外側から引っ張るなどして取り外します。
アテンザセダンの場合、上の画像の様に両端の二個所は硬めのクリップで止まっています。破損に注意しながら引っ張って外します。
配線通し穴あけ及び防水加工
カメラの配線を通すための穴をドリルで開けます。
配線の一番太いところの径を計り、穴あけをします。
上の商品のような『ステップドリル』があると穴あけしやすいです。
今回は7mmの穴をあけました。錆防止のためタッチペンなどで穴の周りを塗ってあげるとベストです。見えない部分なので何色でもいいと思います。
配線を通したら、穴の周りを防水加工します。
上の画像のように『ブチルテープ』というもので防水加工します。
ベトベトした材質の物で、車の内貼りなどにも使われている防水性抜群の商品です。
内側と外側からしっかり貼りつけましょう。
配線をトランクルームから室内へ
トランクルームと室内は必ずつながってる部分があります。特に座席の座面わきなどはつながっている場合が多いです。
こんな感じで少し横にずらすとトランクルームにつながる箇所が見えると思います。車種によっては座面の取り外しなどが必要になる場合があります。
配線の通し方はハンガーの針金をまっすぐに伸ばして配線通しとして使うとよいです。
そのままステップ部などを通して前の席まで配線を通していきます。
ステップなどは上に引っ張れば簡単に外れます。
前の席まで通れば後は通常のドラレコ取り付け方法と変わりません。
別記事で詳しく紹介していますので参考にして下さい。
リヤカメラ貼り付け
ガーニッシュを元に戻したらリヤカメラを貼りつけます。
カメラは屋外用の強力な両面テープで止めておけば十分貼りついてくれると思います。
どおしても剥がれてしまう場合などに、ビス止めをするようにした方がいいと思います。ビス止めをすることで穴が空くので最終手段として。
映像を見ながら角度などを決めれば完成です。
まとめ
セダン系の車にリヤカメラをつける際は、窓ガラスに張り付けると半分がトランクルームの映り込みになってしまうので、今回の様に車外に取り付けるのをおすすめします。
バックカメラとドラレコ兼用で考えている方なども是非参考にしてみて下さい。
兼用で使用する方法を詳しくまとめた記事もあります。