マキタの空調服 実際に現場で使ってみた感想 レビュー




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最近、夏場になると現場仕事の人たちの中で着る人が多くなってきた空調服。

現在いろいろのメーカーから販売されています。

空調服を着ている人を見ると『どれくらい涼しいのかな?』や『バッテリーってどれくらいもつの?』という疑問を持つと思います。

気になってはいるけれど値段もそれなりにしますし、使い勝手がわからずなかなか購入に至らないって方も多いのではないでしょうか。

 

この記事では実際に私が現場で使用したマキタの空調服の使用感や感想などをまとめていきます。

これから購入を検討している方の参考になれば幸いです。

マキタの空調服 ジャケット、ファン、バッテリー

空調服は基本的に、『ジャケット』『ファン』『バッテリー』の3パーツからなります。

現在いろいろなメーカーから販売されていますが今回は工具界の定番『マキタ』の3点セットの空調服を選びました。

マキタを選んだ理由としては、『信頼性』というところですかね。

その分値段が他のところよりは高いかもしれませんが、ここを選んでおけば間違いないという思いからマキタを選びました。

 

ファンにつながる配線はジャケットの内側を通すことが出来るようになっており、引っかかりなどはおきません。

マキタ 空調服

こんな感じでチャックで二重構造になっています。

 

マキタ 空調服

また、バッテリーはポケットにしまうことが出来ます。

バッテリーの重さは最初は感じますが、慣れれば気になりません。

 

全てのパーツは脱着可能ですので、ジャケットを洗濯機で洗うことが可能です。

また、洗って使いまわすことを考えると最低2着はほしいところ。

 

ジャケットのタイプについて

ジャケットには長袖タイプ、ベストタイプが存在します。

マキタ 空調服

 

私が実際に購入したのは長袖のタイプのものなのですが、使用してみて感じたことは『ベストタイプにしておけばよかった』です。

これから空調服を購入しようとしている方にはぜひベストタイプをおすすめします。

何故ベストタイプなのか、理由としては・・・

 

・腕の部分まで風がこない

・作業がしずらい

 

という理由が挙げられます。

 

そもそも私が長袖タイプを選んだ理由は腕の部分まで風に包まれた方が涼しいそうだからという理由でした。

しかし、実際に使用してみると腕の部分には全くと言っていいほど風は感じられません。

長袖タイプにしたことでただただ暑いだけで腕まくりをして使用する始末です。

 

さらに、やはりベストタイプのものと比べると作業性が悪くなります。

ほとんどの方が作業着の上から使用するかと思いますが、長袖タイプだとどうしてもごわごわして作業のやりにくさを感じます。

どうしても長袖を使用しなければならない理由がない限り、ベストタイプを選ぶことを強くお勧めします。

 

サイズ的には身長170cmで2Lサイズがちょうどでした。

服のサイズはメーカーによって結構異なるようです。

近くのホームセンターなどで試着できる場合は一度試着することをおすすめします。

 

バッテリーのもち具合

気になるバッテリーのもち具合についてです。

私が使用しているのはマキタの空調服専用のバッテリーです。

マキタ バッテリー

この様に風の強さを3段階で調整できます。

しかし、実際の現場で使用するには風量強しか使用しないと思います。

弱い風量ではあまり風が感じられないからです。

風量強の状態で使用した場合のバッテリーの持続時間はメーカーでは6.5時間となっています。

 

実際に使用した感覚でもそれくらいかもう少し短いかなという感覚です。

朝から使用して一日持つか、夕方くらいの少し涼しくなったころに切れるかという感じです。

 

したがって毎日使用する場合バッテリーは毎日充電する必要があります。

バッテリ―はすぐ取り外すことが出来ますが、毎日充電するのはちょっと手間かもしれません。

実際に使用した涼しさ具合

それでは実際に現場で使用した時どれくらい涼しいのかってところですが、

正直のところほとんど涼しさは感じられません。

もちろん人によって個人差はあると思いますし、ないよりはあった方がいいのは間違いないのですが、思っていたほどの清涼感のようなものは感じられませんでした。

というのも、結局気温が高いと送られてくる風も温風に近くなってしまいます。

ですので、それを改善する方法として保冷剤を入れることが出来るベストがあります。

この様な保冷材入りのベストを空調服の中に来て使用することで、だいぶ清涼感を得られるようになりました。

この保冷材入りベストを使用することで、やっと空調服の意味があるといってもいいくらい良い働きをしてくれます。

 

しかし、デメリットとして保冷材の効きが2~3時間くらいしかないということです。ですので、一日使用するには替えの保冷剤を2セットは用意する必要があるかと思います。

また、冷蔵庫がない現場などではクーラーボックスなどを用意しておく必要があり少し手間が増えます。

 

実際に現場で使用する際には、保冷材ベストを同時に使用することをおすすめします。

 

まとめ

全体的なまとめとしては、思っていたよりの涼しさは得られなかったけど、ないよりはあった方が格段に涼しい。

といった感じです。

空調服って安い物ではないので、コスパ的に見たときにどうなのかなって気もしますが、汗をかく量は明らかに少なくなります。

 

この厳しい暑さを少しでも和らげたいというときには、空調服を購入してみる価値はあるものと思います。

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