スモールランプが点かない不具合 修理 ライトスイッチ交換方法
ダイハツの軽バンで「スモールランプが点かない」という不具合の修理内容をまとめます。
距離数は30000kmほどしか乗っておらずまだ古くはない車両になります。
ですが今回の不具合は単なる球切れではなったので、原因と修理内容を紹介していきます。
同じような現象で悩まされている方の参考になれば幸いです。
スモールランプが点かない 現象確認
問診を行うと、スモールランプが点かないが、ヘッドライトは点く。
また、スモールランプが点かないときはスピードメータ内のあかりもついていないという状況です。
発生したのは4日ほど前で、その後修理日の1日前2日前は普通についていたそうで、現在のところ現象は出ていませんでした。
なので、問診をした結果とこれまでの経験を活かし、考えられる箇所の不具合をある程度予測しての修理となりました。
スモールランプが点かない 修理内容
まず、スモールランプが点かなかったときに、メーター内のランプ等が同時に点かなかったということから、それに関わる箇所の「ヒューズ切れ」が考えられます。
しかし、ここ1,2日の間は普通についていたということなので可能性としては低くなります。一度切れたヒューズは交換しない限りもとに戻らないからです。
念の為ヒューズを確認しました。『TAIL』とかかれているのが、スモールランプ関係のヒューズになります。ダイハツの軽バンの場合はエンジンルームのヒューズボックス内に当該ヒューズがあります。
点検の結果ヒューズは切れていませんでした。
ヒューズが切れていると殆どの場合、目視で確認できるようになっていますが、たまに目視では見えないくらいほそーく切れている場合があります。その場合は今回のような「スモールランプが点かないことがある」というような不具合が起ことも考えられます。
ですのでヒューズ切れの点検は、「サーキットテスタ」を使ってしっかりと計測し点検することが大切です。
今回のような不具合の場合もうひとつ考えられる箇所として「ライトスイッチの接点不良」が考えられます。
このライトスイッチは、操作することにより中で接点がオンオフしたりする仕組みになっています。
ものによってはそこの接点が接触不良を起こすことにより、今回のようなスモールランプだけつかないことがあるという不具合が発生する場合があります。
通常もっと距離数をのった車に発生することが多い不具合です。
このスイッチは分解して内部の接点を磨くことで、接触が回復することもありますが、お客さんの車を修理するときは基本的に交換をおすすめします。
交換はとても簡単にできる作業でDIYでも交換可能です。
作業手順を紹介しますので、参考にしていただければと思います。
ライトスイッチの交換作業
ライトスイッチを交換する際はまずコラムカバーを外します。コラムカバーはネジ3本で止まっています。
2本はハンドルの付け根分左右。
画像の様にハンドルを90度回転させるとネジが見えます。
もう一本はカバーの下側にあります。
ダイハツの車に限らずどの車も大体この方法でコラムカバーを外すことが出来ます。
ネジが3本外れたら、カバーを上側下側に分離することが出来るので、外してください。
カバーが外れるとライトスイッチの本体が見えます。スイッチ本体に刺さっているコネクタを抜いてください。
下側を覗くとライトスイッチのツメのような部分が引っかかっているのが見えます。
画像赤丸部がツメです。このツメを浮かせながらまずは下側を外していきます。
次に上側を外します。
右の赤丸部が左の赤丸部にはまっている形です。
少し上に引っ張ってやれば簡単に外れます。
以上で取り外しは終了です。あとは逆の順で新品のライトスイッチを戻していきけば完了です。
取りついたらすべてのライト類が正常に作動することを確認します。
スモールランプが点かない まとめ
スモールランプが付かないときの不具合の場合通常は、球切れが一番多い原因です。
しかし、今回の様にスモールが付かなかったときの状況などをしっかり問診する事で、別の原因などを探すことが出来ます。
ちなみに、今回のような不具合で原因がライトスイッチでもなかった場合はそれに関係する配線類のショートや断線等が考えられます。
また、最近の車はどれも今回のような方法で簡単にライトスイッチを交換することが出来るようになっています。