DIYエンジンオイル交換 リフト不要!自宅駐車場で簡単作業方法




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車の維持費、メンテナンスできっても切り離せないのが『エンジンオイルの交換』ではないでしょうか。

5000~6000k毎位に交換される方が多いかと思いますが、そのたびにかかる交換費用って決して安くはないですよね。

自分でエンジンオイルの交換をして、なるべくエンジンオイルの交換費用を安く抑えたいって人も結構いるかと思います。

しかし、実際に車のエンジンオイルの交換の方法などがわからず、車屋にすべてお任せしてしまっている方も多いかと思います。

そもそも、エンジンオイルの交換には「車を上げることが出来るリフトがないと出来ないでしょ?』って思っている方がほとんどではないでしょうか?

実は、ほとんどの車はリフトがなくてもエンジンオイルの交換作業が出来てしまいます。ジャッキアップの操作なども一切いりません。

なので、慣れてしまえば、一台30分もかからずに自分でエンジンオイルを交換することが可能なんです。

この記事では、リフトアップ作業などを一切行わずにエンジンオイルを交換する方法を紹介しますので、参考にしていただければと思います。

リフトアップなしでエンジンオイルを交換する方法

今回紹介する方法はFF車の場合ほぼすべての車両で行うことができる方法です。

FR車でもオイルパンの位置が若干遠いですが可能な場合があります。

古いオイルを抜く作業

リフトアップなしの作業でエンジンオイルを交換するには、ハンドルを右に一杯切った状態で停車します。

右に全切り

上の画像のような状態にします。

リフトアップなしでオイル交換をする場合はここが最大のポイントです。

こうすることでタイヤとバンパーの間に隙間が生まれその間からエンジンルームの下回りに潜りこめるようになり、作業性が格段に上がります。

段ボールなどを敷いて服が汚れないようにしましょう。また、段ボールを敷いておくことで滑るようになるので作業がしやすくなります。

ドレンボルト

画像赤丸部がオイルオイルパンのドレンボルトになります。

通常オイル交換はこのドレンボルトを外して、オイルパンにたまったオイルを抜いて、エンジンルームのフィラーキャップから新しいオイルを入れます。

ドレンボルトを緩める前にエンジンルームの、フィラーキャップと、レベルゲージを外しておきます。

フィラーキャップ レベルゲージ

赤丸が、フィラーキャップとレベルゲージです。エンジンによって取り付け箇所は若干異なりますが、必ずどのエンジンにもついています。

フィラーキャップ

外したフィラーキャプはこのようにボンネットのヒンジ部分に置いておくと、つけ忘れ防止にもなりいいと思います。

そうしたら、14mmのメガネレンチを使ってドレンボルトを緩めていきます。

この様にメガネレンチをかけて、ドレンボルトをゆるめます。

寝転がりながらの作業になるため、締め付けが硬いとなかなか緩みにくい場合があります。その時は手のひらを使ってメガネをたたくようにして緩めてみてください。

現在ほとんどのドレンボルトは14mmが使用されていますが、17mmのドレンボルトが使われているときもあります。工具はしっかりと選定しましょう。

14-17メガネ

この様に14-17mmのメガネを用意するといいと思いますよ。

最初のひと緩みが出来たら、メガネレンチは使わずその後は手で緩めていきましょう。

オイルの受け皿をおいてドレンボルトを緩めていきます。

ドレンボルト

完全に外れるまで緩めていき、外れる寸前に指を放して、なるべく汚れないように作業しましょう。

ドレンボルトは、そのまま受け皿に落としてしまってかまいません。あとで回収します。

オイル 交換

ドレンボルトが外れるとオイルパンにたまったオイルが抜けてきますので、すべて抜け切るまで待ちましょう。

ドレンボルトの救出を行います。

このとき、「マグネットバー」という工具が役に立ちます。

こちらは先端が磁石になっていて、伸縮できるタイプのマグネットバーですね。

この工具を使用して、受け皿に落としたドレンボルトを救出します。

ドレンボルト救出

受け皿がオイルパンの下にある状態でドレンボルトを救出することが出来るので、床面を汚さずに作業をすることが出来ます。

車の整備などでエンジンルームにボルトを落としてしまった際など何かと活躍する工具ですので、DIY整備をする方は持っておくと便利な工具かと思います。

ドレンボルトを救出したら、ドレンガスケットの有無を確認します。

ガスケット

赤い矢印の部分がガスケットです。

このガスケットは、基本的には再使用不可ですが、私の場合著しい損傷がない場合は再使用してしまっています。

今まで再使用をしてオイルが漏れてきたことはないですし、問題はないかと思います。

心配な方は、新品に交換しておくといいと思います。メーカーごとのガスケットがホームセンターなどでも買えます。

新品のガスケットを使用する際に注意していただきたいのが、二重パッキンです。

古いガスケットを外さずに、重ねて入れてしまうと、シール性が不十分になりオイル漏れの原因となります。

特にトヨタ用のガスケットはオイルパン側にくっついていることが多いので注意してください。

ドレンボルトを取り付ける際は手で回らなくなるところまで締めて、最後に工具を使って締めます。

ドレンボルトの締め付けトルクはおおよそ40N・mくらいです。

締め付けすぎはネジ部の損傷などにもつながるので、締めすぎないように注意しましょう。

トルクレンチを使う必要はないですが、工具を使ってぎゅっと締め付けておけばOKです。

新しいオイルを入れる

エンジンオイルの給油量は、車の取り扱い説明書に必ず掲載されています。

取説には、適合オイルの種類も書かれていますので、オイルを購入する際の参考にするといいと思います。

現在の車に使われているオイル粘度は、5W-30。低燃費車だと0W-20という粘度のものが多いかと思います。

新しいオイルを入れる際の注意点としては、オイルジョッキを使用してオイルを入れましょう。

このひと手間が結構需要なんです。

 

オイル給油

よくうえの画像の様に、オイル缶のままオイルを給油しようとしてエンジンルームにオイルをこぼしてしまう人がいます。

こぼれたエンジンオイルがもったいないですし、汚れを落とすひと手間が増えてしまいます。エンジンオイルは可燃性なので、こぼれたままにしておくのは大変危険です。

エンジンオイル給油

この様に、オイルジョッキにオイルを移してから給油するようにしてください。

こぼさないように給油するには、先にオイルジョッキの先端をオイル給油口に挿してからジョッキを傾けていくのがポイントです。

規定量給油したら、レベルゲージでオイル量の確認を行います。

レベルゲージ

レベルゲージの見方は、オイル交換をした場合上側のMAXラインに液面が来るように狙っていきます。このラインに液面が来ていれば正常な量のオイルが入っているということになります。

逆に下側のMINライン付近の場合はオイル量が不足しているので、追加でオイルを入れてください。

オイル量の確認をした際、レベルゲージのMIN付近に液面が来ている場合、プラス1Lほどオイルを入れてやると、ちょうどMAXライン付近になると思います。

オイル量の確認が終わったら、レベルゲージを奥まで差し込み、フィラーキャップを確実に締めます。

エンジンオイルの量の確認はエンジンをかけてから完全暖気で、エンジン停止後5分おいて行う方法が正しい場合がありますが、私はエンジンをかけずに確認してしまいますね。これまでその方法で不具合が出たことはありません。時間もかかりますしね。

オイル給油口付近にこぼれてしまったオイルはパーツクリーナーなどを使って綺麗に流しておきましょうね。

抜いたオイルの処分方法

実は自分でオイル交換を行った際の、廃油の処分が一番面倒だったりします。

廃油

抜いたオイルの処分方法はいろいろありますが、一番簡単なのは『オイル処理ボックス』を使う方法でしょう。

そのままオイルの受け皿として使用できて、段ボールの中に吸収材が入っており、オイルを吸い取ってくれます。

オイル交換が終わったらそのまま燃えるゴミとして処分すれば終了です。

この方法が一番簡単で手っ取り早いかもしれません。

後は、ガソリンスタンドや車屋に引き取ってもらう方法もあります。

私は空のオイル缶を一つとっておいて、そこに廃油をためて知り合いの車屋に処分してもらっています。

大抵は無料で引き取ってくれると思います。

くれぐれも、その辺にタレ流しにしたりしてはだめですよ。

エンジンオイル交換 まとめ

エンジンオイルを自分で交換した際に大切なのが、記録をしておくことです。

今回オイル交換した際の距離数をスマホなどを使って忘れずに撮影しておきましょう。

オド

オドメーターを撮影しておくことで次回オイル交換時期の目安とすることが出来ます。

オイルは車の血液といわれるくらい大切な役割を果たしています。

車を良い状態で長く乗るには、オイルメンテが最も重要です。

愛車のオイル交換を自分で行うことで、愛着もさらに湧くと思いますね。

別記事ではエンジンオイルの役割などについてまとめていますのでそちらも参考にしてみて下さい。

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