車 ドアロックしない不具合 DIYで格安修理
車のドアロックが効かない不具合の格安修理方法を紹介します。
車のドアロックはロック信号がコンピューターに流れると、その信号を受けて、各ドアのモーターに電気を流しドアロック、アンロックを行います。
ドアロックの不具合に多いのが、ロック操作をしてもどこかひとつのドアがロックしないというものが多いかと思います。
ロックするドアとしないドアがある場合は、高確率でロックしないドアのドアロックモータに不具合があると考えられます。
全てのドアがロックしない不具合の場合はまた別の原因が考えられます。
トヨタ系のドアロックモーターの不具合をDIYで格安で直す方法を紹介しますので参考にしてください。分解する作業が多いのでDIY整備になれている人向けです。
ドアロックの不具合を格安で直す方法
ドアロックの不具合の多くは、ドアロックモーターが動かなくなってしまって起きることがほとんどです。
通常車屋で修理を行う場合は、ドアロックアクチュエータASSYの交換になることがほとんどだと思います。
画像が取り外したドアロックアクチュエータASSYです。
このドアロックアクチュエータは部品代が結構高いんです。車種によっても変わりますが10000円くらいすることが多いかと思います。
確かにドアロックアクチュエータASSYで交換をすれば、ドアロックの不具合は解消します。
しかし、本来不具合が起きているのはアクチュエータ内部にあるモーターなのです。
赤丸部がドアロックモーターです。昔ミニ四駆などをやっていた方は見たことあるモーターですよね。
すごく単純な構造のマブチモーターってやつです。
このモーターを正常品と交換をしてしまえば、ドアロックの不具合を解消することが出来ます。そして、このドアロックモーターはネットで格安で購入することが出来ます。
DIYでドアロックモーターのみの交換を行えば安い物で1500円ほどで修理が出来てしまいます。
10000円と1500円の差はかなり大きいと思います。
作業的には初心者の方には少し難しい作業になるかもしれませんが、ある程度なれている方ならば意外と簡単に交換する事が出来るので、ぜひ挑戦してみてください。
ドアロックモーター交換方法
ドアロックアクチュエータ―をドアから取り外します。
ワイヤーなども取り外して、ドアロックアクチュエータ―単体の状態にします。ワイヤー類は再使用します。
先ずはドアのストライカー部分を取り外します。赤丸のプラスねじ2本を取り外します。
この画像の様に取り外すことが出来ます。矢印の方向に取り外します。スポンジテープでくっついているのでなるべく綺麗にはがしながら取り外しましょう。
ストライカー部が外れたら、ケースをひたつに割っていきます。
画像赤丸部のねじを外したらケース周りの複数あるツメを起こしていき二つに割ります。ツメを破損させないように注意してください。
画像の様に二つに割ることが出来ます。割る瞬間に部品などが飛んで行ってしまわないようにゆっくり慎重に割りましょう。
ドアロックモータを取り外します。ウォームギヤは再使用します。普通に引っ張れば外れます。
取りはずしたドアロックモーターには『PAN14EE12BO』とレーザー刻印されています。これがおそらくモーターの型式になるのだと思います。
今回交換に使用するモーターがこちらです。
こちらのモーターは恐らくトヨタ系のドアロックモーターならば、ほとんどのドアロックアクチュエータ―に対応していると思われます。
しかし、私もすべての車種のドアロックモーターを確認したわけではないので、ドアロックのモーターを購入する際は必ず現品を確認してから、ドアロックアクチュエータに合うモーターを購入するようにしましょう。
ウォームギヤを新しいドアロックモーターに巻き替えて、逆の手順で戻していきます。
全ての部品を元に戻して、動作確認を行い、問題なく作動するようになっていれば作業完了です。
ドアロック不具合 まとめ
ドアロックアクチュエータ内のドアロックモーターは恐らく安い海外製のものが使われていると思われます。
そのため品質にばらつきがあり、早い物は結構すぐだめになってしまう場合があります。
ドアロックモーターの交換作業は、初心者にはなかなか難しいかもしれませんが、しっかしと構造を見て理解し行えば必ずうまくできると思ます。
DIYで行えば格安で直す事が出来ますのでこの記事を参考にしていただき、ぜひ挑戦してみてください。