デフオイルの交換時期と交換方法
自動車のデフオイルの交換時期としては大体50000kmに一回やっとけばいいと思います。
デフの中にあるファイナルギヤって車で使われているギヤの中では、もっとも大きくて負荷がかかるギヤなんですよね。なので、しっかりとオイル交換をしメンテナンスをしてやることが大切です。
デフオイルの交換は結構簡単にできるのでDIY整備で挑戦してみてください。
デフオイルの量は乗用車ならどの車でも大体1Lあれば足りるかと思います。多くてもせいぜい2Lあれば確実に足りると思います。
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デフオイルの交換方法
デフオイルって車に使われているオイルの中でも最も粘度の硬いオイルになります。なので交換をする前に5分くらい走行してオイルを温めるとオイルが柔らかくなって抜きやすくなります。
デフオイルのドレンボルトは10mmヘキサゴンボルトの場合が多いと思いますので、緩めます。結構硬いと思うのでなめらないように注意して行ってください。
ドレンボルトのほかに新油を注入するためのリフィルプラグがデフの側面についているかと思いますので、そちらも緩めてとり外します。そうすることで空気穴となりオイルの抜けが早くなります。
十分に抜き取ったらドレンプラグに新しい、ガスケットをつけて取り付けます。ドレンボルトが磁石になっている場合は汚れがかなりついていると思うので綺麗に拭き取ってから取り付けてください。
新しいオイルを注入する際には『サクションガン』という特殊な道具が必要になります。
この道具を使ってデフオイルを押し出すように注入していきます。デフオイルは粘度が硬いので結構大変ですが頑張って注入していきます。
こんな感じでデフ側面のリフィルプラグからオイルを注入していきます。
オイルの注入量としてはこのリフィルプラグからオイルがあふれだすまで入れます。
デフオイルの適量はリフィルプラグの口の部分と同じ液面にあることです。
イラストは(一応)デフの断面ですが、リフィルプラグの赤線を引いたところにデフオイルの液面がきていれば適量ということになります。注入量の目安としてはだいたい1Lとなっています。
確認の仕方といては小指を入れて指にオイルがつくかどうかで確認します。
オイルが適量注入できたらば、リフィルプラグにも新品のガスケットを付けて取り付けます。
以上でデフオイルの交換作業は終わりになります。
デフオイルの交換 まとめ
デフオイルって車で使われているオイルの中でも一番においがきついオイルでもありますね。手に付くとしばらくの間はにおいが取れません。
ちなみにデフにはいくつかの種類があります。リミテッドスリップデフなど。そういう特殊なデフの車両の場合は専用のデフオイルを使わないと、異音や故障の原因となりますので注意してください。
現在の車はFF車が主流になってきており、デフオイルを交換する機会も減ってきていますが、FR車の場合は必ずついていますし、軽トラなどの車にも使われています。
車屋に頼んだ場合でも2~3000円ほどで交換してくれる場合がほとんどだと思いますが、車好きなら自分で交換したい所ですよね。
長期間交換していないオイルは、焼き付きなどの故障の原因となりますので、定期的なオイル交換をすることをおすすめします。