スズキ K6Aエンジン ファンベルト交換方法 交換費用
スズキの代表的なエンジンK6Aのファンベルト、エアコンベルトの交換方法、交換費用についてまとめた記事です。
K6Aエンジンのベルト交換を行う際は右前のタイヤを外して行った方がやりやすいので、車載ジャッキなどで右前を上げてタイヤを外した状態で行てください。
K6Aエンジンのファンベルト交換は整備になれている方ならDIYでも交換可能かと思ます。
K6Aエンジンのファンベルトを交換する際に使用する工具を紹介します。
- 14mmのディープソケット
- 12mmソケット
- 12mm-14mmのメガネレンチ
- 12mm-14mmメガネレンチショート
- 12mmの板ラチェ
- ロングラチェットハンドルとエクステンションバー
ベルト交換の際に使用する工具は以上になります。
このほかのプラスドライバー、マイナスドライバーなどを使用する箇所があります。ロングラチェットハンドルはスピナハンドルなどででも代用できます。しかしあると作業がとても楽にできます。
またベルトを外す前にベルトの張り具合をベルトの押して確認しておきます。大体で大丈夫です。
それでは作業の手順を紹介していきます。
K6Aエンジンのファンベルト交換手順
先ずはエアコンコンプレッサーのベルトを外していきます。
コンプレッサーのベルトを外す際は先ず車のナンバーを外します。そうするとサービスホールがありますので、そこからボルトを緩めていきます。車種によってはバンパーを外さなければならない場合があります。
ナンバーを外すとコンプレッサーが見えると思います。赤丸部右側の12mmのボルトを緩めます。作業スペースが狭いと思うので、ショートのメガネレンチをうまく使って緩めていきます。ある程度緩まっていればOKです。完全に外す必要はありません。
写真には映っていませんが、この写真の下側にコンプレッサーを固定している12mmのボルトがあるのでそちらも緩めておきます。
後は写真左側を赤丸部アジャストボルトを緩めていけばベルトが緩まっていきます。アジャストボルトはラチェットにエクステンションバーを付けて12mmのソケットで緩めていくといいです。
次にオルタネータ、ウォーターポンプを駆動しているベルトを外します。
エンジンルームの奥の方を覗くとオルタネータが見えます。赤丸部手前の12mmのボルトを緩めます。奥側の赤丸はアジャストボルトになりますので、下側の14mmのボルトを緩めてから緩めていきます。
右前のタイヤを外した状態だとこのようにアンダーカバーが見えると思うので、マイナスドライバーなどを使って外していきます。
アンダーカバーを外すとオルタネータ下側の14mmのボルトが見えてくると思います。
14mmのボルトは結構硬い場合が多いので、工具をしっかりとかけてなめらないように緩めてください。
14mmのボルトが緩まったらエンジンルーム上からアジャストボルトを緩めればベルトの張りが弱まり、ベルトを外すことが出来ます。アジャストボルトを締めたり緩めたりする際は12mmの板ラチェがあるとすごく便利です。
アジャストボルトを緩めてもオルタネーターが動かない場合があると思います。その場合はベルトをつかんで引っ張ると、動いてくれると思います。
ベルトが外せたら、逆の手順でベルトを取り付け、張り具合を調整します。
新品のベルトを初期伸びがありベルト鳴きの原因になりますので、外す前に覚えた張り具合より少し強めり張りを調整します。
各ボルトの締め忘れがないように注意してください。
今回交換したベルトは7万kmほど走行した車両になります。画像を見てもわかりますが、結構ひび割れがひどい状態になっていました。
交換時期的にはちょうどいいか少し遅いくらいの状態でした。
K6Aエンジンのファンベルト交換 まとめ
ファンベルトの交換時期は5万kmを超えてきたくらいが時期になります。
ベルトの交換をしないとベルト鳴きの原因になりますし、最悪ベルトが切れてしまい不具合の原因にもなりまます。ファンベルトは消耗品ですので定期的な交換が必要になる部品です。
ベルト自体のお値段は2本で4000円しないくらいで購入することができます。工賃はその店によって変わりますが6000円前後になることが多いのではないでしょうか。
DIYでもおこなえる作業ですので、DIYに自身のある方はぜひ挑戦してみてください。
ファンベルトを購入する際は、年式によって品番が違ったりする可能性があるので、必ず確認してから購入してください。