車のエアコン臭いの原因とは?対策方法を紹介します
車のエアコンをONにして、風が出てきたなーと思ったら・・・クサッ!!
この様な不快な思いをしたことがある方も多いと思います。
このエアコンの嫌な臭いは、臭くなる原因を知って、しっかりと対策をして使用することでかなり抑えることが出来ます。
この記事ではエアコンの臭くなる原因と対策方法をまとめました。
このページの目次
エアコンの嫌なにおいの原因
エアコンの嫌なにおいの一番の原因はエアコン本体(エバポレータ)に発生したにおい菌やカビなどです。
車のエアコンは風を冷やしているエバポレータという装置が搭載されています。冷たい風をこの装置で作っているのですが、冷たい風を作る過程でエバポレータ本体が結露を起こします。
結露でたまった水は通常車外に排出されます。夏場に車の下が水で濡れているのはこの為です。
「車の冷媒サイクルイメージ」
出典:http://www.denso.co.jp/ja//products/oem/climate/passengervehicles/index.html
しかし結露でたまった水はすべてが排出されるわけではなく、わずかにエバポレータ本体に残ります。
その湿気の多くなったエバポレータににおい菌やカビが繁殖してしまいにおいを発生させているのです。
通常エアコンの使いはじめが一番においがきついと思います。
ある程度風が冷やされると臭いはあまりしてきません。これは結露で発生した水がにおいのもとを包み込んでくれるため、人間の鼻に伝わりにくくなっているのです。
エアコンのにおいの主な対策方法
エアコンのにおい対策をいくつか対策します。
臭いの対策はカビの繁殖や臭いのもとをいかに発生させないようにするかが重要です。どれも自分でできることばかりなので試してみてください。
1.エアコンの外気循環を積極的に使う
エアコンを使うときは基本外気循環で使用するようにしてください。
エアコンのつけはじめの風が冷えるまでは効率のいい内気循環で使用します。風が冷え切ったら外気に切り替えるようにしてください。普段から外気を積極的に取り入れることでエバポレータの菌の繁殖を抑える事が出来ます。
外気のにおいが気になるときに内気をつかうようにしてください。
また、マニュアルエアコンは車を止めておくときは外気循環側にレバーを切り替えることが大切です。
オートエアコンはエンジン停止後自動で外気に切り替わるようになっています。
2.エアコンフィルターを交換する
車のエアコンにはグローブボックスを外したところにエアコンフィルターがつています。
エアコンフィルターの重要性はこのあと詳しくご説明しますが、エアコンの風はすべてこのフィルターを通して車内に循環されており、フィルターが汚れていれば当然そこを通った空気も汚れます。
また、エアコンフィルターは定期交換部品となっています。その時期は一年または1万キロごとのものが多いです。しばらく交換をしていない場合においの原因になっているかもしれません。
3.エバポレータの洗浄消臭を行う
エバポレータの洗浄消臭を行うことでにおいのもとを断ち切るというものです。
家庭用のエアコン洗浄のCMなどを想像してもらうとわかりやすいと思います。エアコン内部を洗浄して真っ黒な水が流れてくる映像などを見たことがあるかと思います。
車の場合家庭用のエアコンの様にばらして洗浄はできませんが、簡易的にDIYで洗浄消臭が出来る商品があるのでご紹介します。簡易的とは言ってもしっかりと洗浄消臭の効果を発揮します。
エアコンフィルターを交換しないとどうなっていまうのか
それではエアコンフィルターの交換の必要性についてです。
エアコンフィルターの交換時期は一年または1万キロごとです。
エアコンフィルターはもともと純正でついているものは、ただのフィルターで空気中のごみをとるというだけのシンプルな機能のものがほとんどです。
この写真を見ていただければ一番わかりやすいかと思います。
左が長期間交換せずに使用したエアコンフィルター。右が新品のエアコンフィルターです。
見ての通りフィルターが真っ黒に汚れています。
車のエアコンの風は冷房も暖房もまずこのフィルターを通って車内に流れていきます。この汚いフィルターを通ってきた空気は間違いなく汚れています。その空気を吸いたいと思う方はまずいないはず。
またここまでフィルターの汚れがひどいとエアコンのにおいの原因にもなります。カビや菌が繁殖してエアコンが臭くなってしまいます。
現在お使いのお車のエアコンの臭いが気になっている方は一度点検をおすすめします。
それから目詰まりを起こしてますのでエアコンの風量も格段に落ちます。夏場なんかは風量をMAXにしても車内がなかなか冷えずに燃費が悪くなる原因にもなってしまいます。
この様にエアコンフィルターはエアコンのにおいにとって重要です。長期間交換をしていない方は一度点検してみてください。
エアコンフィルターを交換する際は、脱臭効果のある高性能エアコンフィルターがおすすめです。
おすすめのエアコンフィルター「DENSO」
ここで私がおすすめするエアコンフィルターを紹介します
活性炭入りのDENSO製のエアコンフィルターです。
純正品のフィルターも作っている大手のメーカーですので、ほとんどの車種に対応しており信頼性は間違いありません。値段も3000円前後とコストパフォーマンスにもすぐれています。
DENSOのエアコンフィルターおすすめの理由としては高機能性になります。
以下にその性能一覧をまとめます。
・高除塵
微粉塵、花粉をがっちりブロック!立体構造帯電不織布の採用で高い除塵性能を実現。車外からの杉やヒノキの花粉のほか、チリ、ホコリ、微粉塵をしっかりブロック。
・脱臭
イヤな排ガス臭をカット!渋滞時などの気になる排ガス臭を、活性炭層が吸い取ります。
・抗ウィルス
ウィルスからしっかりブロック!緑色の層に抗ウィルス剤を採用。快適な車内空間を実現します。
・安定風量
スムーズな空気の流れが長持ち!純正カーエアコンメーカーならではのこだわり設計により、高除塵、高脱臭機能を実現しつつ、快適なエアコン風量を実現します。
・抗菌・高カビ
菌、カビからしっかりガード!緑色の層に抗カビ剤を採用。フィルターに付着した菌、カビの繁殖を抑制。赤ちゃんや落としよりに優しい空気をお届けします。
この様に純正のフィルターに比べるととても高性能なフィルターになっています。またパッケージの裏側には車種ごとの交換方法も乗っているので交換をしたことのないかたでも、DIYで簡単に交換できるようになっているのも親切です。
においの元を断ち切る エバポレータのDIY洗浄方法
エバポレータとはエアコンの風を冷やしている装置です。
洗浄を行うといってもCMでやっている家庭用のエアコンのような洗浄はできません。
車のエアコンの洗浄の場合は簡易的に行うことのできるクイックエバポレータクリーナというものがあります。
この商品は簡易的にエバポレータの洗浄消臭が出来る商品です。
使い方もとても簡単で、エアコンフィルターを取り外した際に、スプレーのノズルをブロアモータのところに向けて取り付け、洗浄剤を噴射します。
噴射された洗浄剤はブロワを通してエバポレータに吹き付けられます。吹き付けられた洗浄剤がエバポレータの汚れを落とし、ドレンの水と一緒に車外に排出されるという仕組みです。
画像は使用イメージです。
商品の中にわかりやすい説明書が付いていますので、迷わず作業できるようになっています。
簡易的にできてとても効果があるので、エアコンのにおいが気になっている方はぜひやってみてください。車内のエアコンの風が綺麗になったのを実感できると思います。
エバポレータの洗浄を行う際はエアコンフィルターの同時交換をおすすめします。
車のエアコンが臭くなる原因と対策 まとめ
エアコンを使用していて、臭いと感じていた人は一度エアコンのフィルターを点検することをおすすめします。
一年以上交換を行っていない場合はぜひDIYで交換してみてください。DIYで交換をする際は適合票を確認し、自分の車種に合ったエアコンフィルターを間違えの無いように選んでくださいね。
エアコンフィルターの交換方法については別記事にまとめてありますので参考にしてください。
また臭いがかなり気になっている方にはエバポレータクリーナで洗浄消臭をすることをおすすめします。車内がだいぶすっきりして気持ちいいですよ。
エアコンのにおいの原因や対策についてまとめました。
明日からエアコンを使うときは外気導入でつかう。まずはここから始めてみてください。