車の整備に必要な工具『メガネレンチ』おすすめのメーカー
車いじりや、メンテナンス、本格的な整備などをする際に必ず必要になる工具がメガネレンチです。
この記事ではメガネレンチの使い方や、工具の選び方おすすめのメーカーなどをまとめました。
メガネレンチとは
車好きの方にとっては当たり前のことだと思いますが、先ずはメガネレンチとは何かについての説明です。
メガネレンチとはハンドルの両端にボルトを緩める円形の口部がある工具です。
名前の通り見た目がメガネに似ていることからその名前がついているそうです。
車に多く使われているボルトやナットを緩めたり締めたりする工具で、いろいろなボルトのサイズに対応して様々な種類やサイズがあります。
整備士たちの間では『メガネ』と略してよばれています。
メガネレンチの種類
メガネレンチの種類についてまとめてみました。メガネレンチは形状などによっていくつかの種類に分かれます。
- オフセットメガネレンチ
オフセットメガネレンチは最も標準的なメガネレンチです。
作業がしやすいように両端の口部がオフセットしているのが特徴です。
とても使いやすいメガネレンチですのでDIY初心者の方は、まずはこのオフセットレンチから揃えることをおすすめします。
- ストレートメガネレンチ
こちらはオフセットのないメガネレンチになります。
主に作業スペースが狭い個所や大きい力をかけたい時などに使用します。
整備のレベルが上がってくるとこのストレートメガネレンチが使いやすくなってきてとても重宝します。
・ラチェットメガネレンチ
整備士たちの間では板ラチェなどと呼ばれることが多です。
その名の通りメガネレンチにラチェット機構が付いているものです。
ラチェット機構が付いているおかげで整備の速度を格段に上げることが出来ます。
DIY整備上級者向けのあったら便利な工具といえますね。
- フレアナットレンチ
これはパイプなどと一緒になっているナットを締めたり緩めたりするときに使用します。
円形の口部に一か所切り欠きがあるのが特徴です。DIY整備ではほとんど出番のない工具になるかと思います。
メガネレンチのおすすめのメーカー
おすすめは断然『KTC』のメガネレンチですね。
このメーカーは京都機械工具という日本の会社です。
日本製の工具ということだけあり、メガネの精度や耐久性に優れており、とても信頼できます。
工具を選ぶうえで精度と耐久性は最も重要な項目で、良い工具ほどボルトをしっかりととらえなめりを防ぎます。また価格が抑えられておりコストパフォーマンスにも優れたメガネレンチセットなども販売されてますので、DIY整備初心者の方にはぜひおすすめのメーカーです。
先ずは8mmから17mmまでのサイズのオフセットメガネレンチをそろえることをおすすめします。
またKTCには上位クラスのネプロスという、精度や耐久性に加え、手に持った時の感触や見た目の美しさにもこだわった工具があり、所有欲も満たしてくれますので整備上級者のかたにもおすすめできるメーカーです。
メガネレンチの使い方
先ずはボルトのサイズに合うメガネレンチを選択します。これを正しく選ばないとボルトのなめりの原因になります。
工具をボルトにあてがって余計な隙間がないことを確認します。ボルトを緩める場合片方の手で口部を抑えながらなるべく水平に反時計回りに回します。水平にというのが意外と重要で斜めに力がかかってしまったりするとボルトをなめってしまうことがあります。ある程度緩まったら手で緩めて外します。
締める場合は逆の手順でまず手でボルトを締めていき、手で閉まらなくなったらメガネレンチを使って締めていきます。このとき締めすぎに注意してください。
すべてのボルトには規定トルクというものがあり、これをオーバーするとボルトが切れてしまう可能性があります。規定トルクの目安としては緩めた時の力より気持強くしめるといいと思います。
メガネレンチは先端で持つほどボルトに力がかかります。大きいボルトには長いレンチ小さいボルトには短いレンチを選びます。てこの原理ですね。
メガネレンチのまとめ
車のDIY整備の第一歩はメガネレンチです。
この工具がなければ整備ははじまらないですし、この工具を使いこなせるようになるとかなり整備の幅が広がります。
どんなに腕のいい整備士でもメガネレンチがなければ10mmのボルト一本ですら緩めることはできませんからね。
自動車整備をする上で一番使用する工具です。
使えば使うだけ自分の腕も上がっていきますから、どんどん使ってい自分の手足の様に扱えるようになりましょう。