いすゞフォワード エアコン効かない 電動ファンリレー異常
この記事ではいすゞのフォワードのエアコンの効き不良の整備内容についてまとめています。
平成24年式で距離は80000㎞の物になります。
エアコン修理の基本は車両に関係なく一緒になるので、エアコン修理の際の参考にしていただければと思ます。
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エアコン効かない 電動ファンリレーの異常
エアコンが効かないということで実際にエアコンを作動させると、最初の1分間くらいは冷たい風がなんとなく出てきましたが、すぐに全く冷えなくなってしまう状態でした。
エアコンガスの圧力を測定します。
測定結果 低圧4.0kg 高圧2.5kg
低圧高圧ともに異常に高い状態
ということがわかりました。
このまま放置していると圧力はどんどん上昇していく一方の状態でした。
エアコンの効き不良において低圧高圧ともに高い場合、点検する箇所として
・コンデンサーの冷却不足
・エキスパンションバルブの開きすぎ
という不具合が考えられます。
今回の車両の場合、電動ファンがついている車両でした。
電動ファンを確認するとファンが回っていないことがわかりました。
ファンが回っていないため、コンプレッサーから圧縮されてきた高温の冷媒が冷やされないため、今回のような低圧高圧ともに圧力が上がり効き不良を起こします。
電動ファンが回らない原因を点検していきます。
電動ファンのコネクタを外して電気が来ているかを点検します。
テスターをあてると電気が来ていないことがわかりました。
電気が来ていないということは、ヒューズ、リレー、配線等の異常が考えられます。
ヒューズの点検をします。
15Aのヒューズになります。
確認すると、ヒューズは切れていませんでした。
次にファンリレーの点検を行います。
いすゞの電動ファンリレーはヒューズボックス内の中にあります。
画像の赤丸がついているリレーが電動ファンリレーです。
エアコンのスイッチをON、OFFするとこちらのヒューズがカチカチと動きます。
今回の車両の場合は動作音が確認できませんでした。
試しに周りにあるほかのヒューズと入れ替えてみると動作音が確認できました。
今回の不具合は電動ファンリレーの異常ということがわかりました。
リレーを新品のものにかえると、電動ファンが動き出しエアコンもばっちりき効くようになりました。
エアコンガス圧力を測ってみても正常値になりました。
まとめ
電動ファンリレーはそれほど高価な部品ではないので安く直すことができました。
電動ファン自体が壊れてしまうこともあり、その場合は結構な高額修理になってしまいます。
そのほかコンデンサーにほこりなどが詰まると、風の抜けが悪くなり冷やされなくなる為、今回のような不具合が発生することもあります。
その時はエアブローできれいに掃除をしてやると改善します。