現行ヴォクシー パワースライドドア開閉不良 開閉時ガタガタとなる




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現行の80ヴォクシーのパワースライドドアの開閉不良の原因究明と修理内容の記事になります。

パワースライドドアの不具合は様々な原因があります。結論から言うと今回の不具合は開閉用モーターの不良が原因です。

開閉にローラー付近がガラガラ音がするなどの不具合とは別の案件です。

初度登録から5年目での不具合となっています。なので使い方がどうのこうのよりも工場製造時の不良に起因する部分が多いかと思います。

パワースライドドア不具合の症状

パワースライドの開閉時に通常ならばスムーズに開閉しますが、この不具合が起こると、ガタガタガタと何か引っかかるような感じで開閉します。

毎回不具合が起きるわけではなく、使っているうちに正常に復帰してしまうことが多いです。なので、不具合を店に車屋についたころには再現しない場合があります。

この不具合が起きた場合コンピューターにパワースライドドア関係のダイアグコードが入ることがありますので、それが究明の手掛かりとなります。

このような不具合が起きた場合はパワースライドドアモータASSYの交換が必要となります。

交換手順をご紹介します。

パワースライドドアASSYの交換作業要領

作業を行う前に必ずパワースライドドアのスイッチをOFFにして作業を行います。

パワースライドパネルパワースライドモーターはこのパネルの奥にありますのでとりはずします。

前側に小さいパネルがあるのでそちらを先に外しておきます。

パネルはクリップで止まっているだけなので引っ張れば外れます。結構硬いので割らないように慎重に取り外します。

 

 

パワースライドモータASSY

パネルを取り出すとパワースライドドアモータASSYが現れます。

コネクタや配線のクリップ、アース類をすべて取り外していきます。

 

 

次にパワースライドドアのローラーをはずしていきます。

ストッパー

この画像のクリップで止めてあるのがローラーを逃がす場所になります。このストッパーを外すことでレールに切り欠きが現れてローラーを逃がすことが出来るようになります。

復元する際はこのストッパーのつけ忘れがないように注意してください。つけ忘れて開閉するとスライドドアが外れてしまいます。

 

ローラー ボルトパワースライドドアのローラとモータをつないでいるボルト二本を取り外します。

取り外せる箇所はここしかありません。めくら蓋が付いているのでわかりやすいと思います。

 

 

 

ローラー 取り外しローラーを取り外したところです。ローラーをレールから取り外すとスライドドアが下に下がりますので、ジャッキを当ててスライドドアを下から支えるようにします。

タオルなどを返してスライドドアの下にジャッキを当て、他のローラーに負担がかからないよう少し上げた状態にします。

 

 

スライドドアモータASSYは10mmのボルト数本で固定されていますので、すべて取り外しスライドドアモータASSYを取り外します。

スライドドアモーター 取り外し後スライドドアモータASSYを取り外した画像です。

この後は新品のスライドドアモータASSYを逆の手順で取り付けていきます。

ストッパーのつけ忘れにくれぐれも注意してください。

 

 

取り付けが完了したらパワースライドの作動に問題がないことを確認して作業終了となります。

パワースライドドア開閉不良 まとめ

現在はミニバンといえばパワースライドの車が当たり前になりましたが、不具合はなかなかなくなりませんね。

しかし昔に比べれば耐久性や整備性は格段に向上していますね。

スライドドアモータASSY現在のスライドドアモータは画像の様にベルトを介して作動しています。ベルトを使うことによって耐久性がかなり増しました。

ひと昔前のスライドドアはワイヤーを介して作動していて、これがだいぶ不具合が起きやすいです。ワイヤーが引っかかってスライドドアが急に開かなくなるなんてこともありますからね。

 

その頃に比べればパワースライドドアはかなり良くなりました。

今回の作業はDIYでの作業をすることはあまりないと思いますが、何かの参考になれば幸いです。

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